角田裕毅、得意のCOTAで野心的な目標…懸念材料はバンプ

スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅、2022年9月9日F1イタリアGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が2022年FIA-F1世界選手権第19戦アメリカGPに先立ち前戦日本GPを振り返りつつ、週末に向けて抱負を語った。

最後にポイントを獲得したのは第6戦スペインGP。以降12戦連続でノーポイントレースが続く中、角田裕毅は得意とするサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)での目標をQ3進出と入賞に設定した。

実は今年、角田裕毅が予選Q3と入賞を同時達成した事は一度もない。野心的な目標と言えるが、週末を前にハッキリと口にするところに自信が感じられる。

昨年のアメリカGPでのパフォーマンスはとても印象的だった。

序盤には最強メルセデスW12を駆るバルテリ・ボッタスを抑え込み、終盤に掛けては激しいバトルの末にキミ・ライコネンとフェルナンド・アロンソという2人のF1王者を退け9位フィニッシュと、第11戦ハンガリーGP以来となる入賞を飾った。

先が見通せないという点で懸念されるのはバンプだ。今季導入のグランドエフェクトカーは足が硬く締められているために路面の凹凸に弱い。角田裕毅はセットアップ上の妥協点を上手く見い出す必要があると訴える。

付近に広がる粘土質の土壌とこれに起因する地盤沈下を理由に、2012年の開業以来COTAは酷いバンプに悩まされ続けており、ドライバーやライダーからの批判を浴び続けている。

予選Q3とポイント獲得を目指す

角田裕毅
アメリカGPに向けて

鈴鹿での母国レースは本当に楽しかったです。F1日本GPでレースをするのが僕の夢だったので、FP1の最初の1周目は特に感動的でした。

その後は気持ちを落ち着かせていつも通りの精神状態に戻したのですが、それでもいつも以上に多くのエネルギーとかアドレナリン、興奮を感じました。

ポイントを獲得できなかったのは残念ですが、レース後に日本で数日間過ごせたのは良かったです。

次はオースティンです。予選でQ3に進出してレースで9位フィニッシュするなど、昨年はかなり良い走りができました。コースは鈴鹿と似ているところがあり、特にターン1の先はS字のようです。週末を通じて徐々にペースを上げていくという、いつものやり方で臨むつもりです。

ピレリのタイヤテストが予定通り、FP2で行われるといいですね。雨の影響で鈴鹿での実施は中止になってしまいましたので。

30分間余計にコースを走れるため、週末に向けた準備という点でも有益ですし、これを最大限に活かして土曜日にはQ3、日曜日にはポイント獲得を目指すつもりです。

路面はかなりバンピーで、記憶が正しければ去年は特にセクター1がそうでした。恐らく幾つかのセクションは再舗装されたでしょうが、それでも今年の新車がどのように振る舞うのか興味深いところです。

バンプ対策としてクルマのセットアップを変更することは、特に高速コーナーでのパフォーマンスにとって望ましいことではないので、妥協点を見つけ出す事が必要になると思います。僕らのクルマがこのコースに合い、更にその点で上手くやれる事を願っています。

サーキットの雰囲気も良いですし、全体的に楽しい週末になりそうです。


アメリカGPの舞台となるのは、シルバーストンやホッケンハイム、イスタンブール・パーク等の欧州の著名コースから着想を経てデザインされたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)。ヘルマン・ティルケ最高傑作と名高い。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)のメインストレートを駆け上がるレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年10月23日F1アメリカGPフリー走行3にて

2021年のアメリカGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインを飾ってルイス・ハミルトン(メルセデス)に対する選手権リードを広げた。

F1アメリカGPは日本時間10月21日(金)28時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1アメリカGP特集

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