タイヤを温存したレッドブル、思う存分走り込めず不満「雨の金曜は毎回退屈」
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レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドが現地10月19日金曜に行われたF1第18戦アメリカGP初日プラクティスを振り返った。フェルスタッペンはピエール・ガスリー(Toro Rosso)に僅かに及ばず3番手、一方のリカルドは雨用タイヤを温存するためにFP2での走行を控え一日を終えた。
レッドブル:F1アメリカGP初日を終えて
マックス・フェルスタッペンFP1: 3位, FP2: 3位
雨の金曜日は毎回あまり走れなくて退屈だね。ウェットコンディションでのマシンの状態を理解しなきゃならないから、例え数周しか走れなくてもコースに出ることが必要なんだ。今日は幾つかの事を試して少しばかりデータを集めた。ウェットコンディションだと、変化する状況に対してのマシンの挙動を把握するのが難しいね。
セッションの終わりにはマシンはかなり良い感じだったから、明日・明後日がウエットになれば良い勝負ができそうだよ。今日みたいな1日だとまだ分からない事が多いけどね。明日は天気がどうであれ、全力を尽くして出来る限り良いグリッドを目指すだけさ。
ダニエル・リカルドFP1: 4位, FP2: –
もっと走りたかったんだけど、午前のセッションで履いた最初のインターミディエイトがパンクしちゃったから、今日はこれ以上インターを使うわけにはいかなかったんだ。明日の予選で使えるタイヤが減っちゃうからね。FP2よりも予選の方が重要だからしょうがないよ。もう少しタイヤの配分数が多ければいいのに。
でも運が良い事に、今朝のFP1では幾らか走り込めて、ウェットでのマシンの挙動について少し理解する事ができた。イタリアGPの時よりも明らかに改善してる。ウエットで走るのはホント楽しいよね。雨が降れば明日の予選はちょっと面白いかも。でも仮にドライでも僕らのマシンは良い状態だから特に気にしないけどね。
明日も雨で日曜が晴れるとなると、ドライでの最初の走行がレースって事になるから、そうなるとちょっとした運試しだね。今日のフェラーリが苦戦していたのかどうかはよく分からないけど、僕らは問題なかったと思うよ。表彰台に上がれたら良いな。
雨に翻弄された初日をトップで締め括ったのは、タイトルに王手をかけるメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、3番手にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。
F1アメリカ・グランプリ3回目のフリー走行は、日本時間10月21日(日)3時から4時まで、公式予選は同6時から1時間に渡ってサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。