マクラーレン「最後尾アロンソが、レース序盤に大きく順位UPするのは確実」F1イギリスGP 2017《予選》

エリック・ブーリエcopyright eboullier

ストフェル・バンドーンが自身の予選最高位となる9番手、フェルナンド・アロンソが13番手を獲得したF1イギリスGP予選。母国レースとなるマクラーレンのエリック・ブーリエは、Q3進出を果たしたバンドーンをべた褒めするとともに、ペナルティーにより最後尾スタートとなるアロンソがレース序盤に大きく順位を上げるのは間違いない、と期待を示した。

Q1で1番手タイムを計上したアロンソは、Q2でトラフィックに捕まってしまい惜しくもQ3進出を逃したが、これがなければ2台揃ってトップ10の争いに駒を進めていた可能性が極めて高い。エンジンパワーに厳しく、多くの高速コーナーを持つシルバーストンでのこの成績は、マクラーレン・ホンダの進化の程度が確実なものとなりつつある事を予感させる。

フランス人のブーリエは、上機嫌の時にしばしばフランス語を交えてのコメントを発表する。不振のレースが続いた後の母国レースであるだけに、ブーリエの安堵の程度は計り知れない。ブーリエは”Bonne chance!”=幸運を願ってる!との一文でリリースを締めた。

マクラーレン:イギリスGP予選を終えて

エリック・ブーリエレーシングディレクター

ストフェルは週末を通してかなりの速さを見せていました。今日ここで、彼が全てをまとめ上げるのを目にできて嬉しいです。インターミディエイトで走ったQ1でのラップは文句なしでした。滑りやすい路面で8番手タイムを記録し、フェラーリの間に割って入ったのですから。

勢いそのままにQ2ではスリックタイヤを履き、見事Q3進出をやってのけました。バルテリ・ボッタスの5グリッド降格ペナルティーによって、彼は明日のレースを8番グリッドからスタートすることになります。本当によくやりました!

フェルナンドは予選Q1でスリックタイヤを履き、1.3秒ものギャップを築いて全マシン中最速のタイムを記録する素晴らしい走りを見せてくれました。Q1ではあまり多くのタイム計測を行いませんでしたが、セッション終了ギリギリのところで、素晴らしい集中力を以てチャンスをモノにしました。

観客の皆さんからの声援は凄まじく、彼らのサポートは本当にファンタスティックでした。残念な事にフェルナンドはQ3に参加する事ができませんでしたが、30グリッドの降格ペナルティーを受けるためQ3進出にはあまり意味はありませんでした。

明日ドライバー達がどのようなレースを見せてくれるか楽しみです。雨が降るのか晴れるのか、いずれにしても彼らは全力を尽くしてくれるはずです。フェルナンドはレース序盤に必ずや大きく順位を上げてくれるでしょうし、ストフェルは彼にとって初めてのチャンピオンシップ・ポイントの獲得を目指して頑張ってくれるでしょう。幸あれ!


2017年第10戦F1イギリスGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1イギリスGP特設ページを参照されたい。

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