トロロッソ・ホンダ、予選Q3進出をロックオン…過去2戦での課題を克服? / F1イギリスGP《初日》

青々と茂る芝生に覆われたシルバーストーン・サーキットを走行するトロロッソ・ホンダSTR14、F1イギリスGP初日フリー走行にてcopyright Red Bull Content Pool

フランスとオーストリアで苦戦続きの週末を過ごしたトロロッソ・ホンダ陣営は、シルバーストンへと乗り込む前に、ファエンツァとバイチェスターの2拠点で失速の原因解明に着手。チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「原因を特定出来たと思う」と語った。

現地入りを前に徹底的なシミュレーター作業に取り組み、12日金曜に行われたイギリスGP初日2回のプラクティスでは、その成果を確かめるべくテストプログラムを走らせて効果検証を行った。

午前のFP1ではアレックス・アルボンが9番手、ダニール・クビアトが13番手タイムを記録。続く午後のFP2ではアルボンが9番手をキープし、クビアトも0.011秒差の11番手に続いた。上にいるのはマクラーレンのみ。アルボンは8番手を刻んだカルロス・サインツまで0.01秒に迫り、予選Q3進出を射程圏内に捉えてみせた。

トロロッソ:F1イギリスGP初日

アレックス・アルボンFP2: 9位, FP1: 9位

今日は僕らにとって良い一日になったと思う。過去2戦で苦労していたマシンバランスを改善させる事が出来たし、クルマの仕上がり度合いが良くなっている。ロングランとショートランの両方で安定した走りが出来ていたし、悪くない位置につけている。とは言え、まだ改善しなきゃならない部分があるのは明らかだから、目標とする予選Q3進出のために作業を続けていく。

ダニール・クビアトFP2: 11位, FP1: 13位

セッション開始直後は路面が汚れていた事もあり、ターマックの感触に違和感があったけど、周回を重ねるにつれてコンディションが改善していった。今日はかなり走り込めたからクルマへの理解を深めることができたし、ここから更にもう一歩前に進むためにベストを尽くすよ。ミッドフィールドはいつものように混戦だから、予選で上手くやるためにはクルマのポテンシャルをすべて引き出さなきゃね。


初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス。2番手には100分の7秒差でルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが1-2体制を築いた。3番手はスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールという結果となった。

2019年F1イギリスグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月13日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。

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