アルファタウリ・ホンダ:タイヤ機能せず失望のダブルQ2敗退「普段はウェットで速いのに…」とガスリー
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アルファタウリ・ホンダは11月14日のF1トルコGP公式予選で2台共にQ2へ進出したものの、ピエール・ガスリーが15番手、ダニール・クビアトが17番手に終わり、Q3進出を逃す結果に終わった。
ドライコンディションとなった初日はトップ7をキープする競争力を見せつけたものの、雨となった2日目は一転。ライバルチームの先行を許して大きく後退した。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
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15 | ガスリー | アルファタウリ | 2:05.579 | 1:58.556 | |
17 | クビアト | アルファタウリ | 2:09.070 |
リザルトが奮わなかった理由について、チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「セッションの要はタイヤだった。タイヤの温度を適切なワーキングレンジに入れられたかどうかが結果に影響した」と説明した。
なお予選13番手カルロス・サインツ(マクラーレン)が3グリッド降格ペナルティを科された事で、ガスリーは決勝を14番グリッドからスタートする見通しだ。
AlphaTauri:F1トルコGP予選
ピエール・ガスリー予選: 15位, FP3: 14位
今日は僕らにとって本当に残念な1日になってしまった。普段はウエットでかなり速いのに、今日のコンディションは尋常じゃなく、タイヤを上手く機能させる事ができなかった。タイヤのスイッチを入れる事ができず、コースの至る所で滑っていた。
明日も今日のようなコンディションになるとすれば、決勝レースに向けて反省ずべき点が山積みだ。より良い仕事をしてポイント圏内まで挽回できるように、明日は懸命に取り組むつもりだ。
ダニール・クビアト予選: 17位, FP3: 17位
今日はチームにとって良い一日とはならず、自分の仕事ぶりにもガッカリしている。最終ラップでミスをしてしまった。タイミング悪くスピンしてしまったため、予選が台無しになってしまった。コース上に留まるのが常に難しい状況だった。それでもプッシュし続けた結果、リアが堪えきれなくなってしまった。
タイヤを上手く機能させる事ができなかったわけだけど、そもそもコンディション自体が本当に極端かつ異常で普通じゃなかったし、グリップレベルも本当に低かった。とは言えそれは誰にとっても同じことで、僕自身が思うように走れなかったという事だ。
明日がどんなレースになるかなんて想像できないよ。ウエットにしろドライにしろコンディションはトリッキーになるはずだから、レースでは何が起きても不思議はない。僕らはプッシュし続けるつもりだ。
ポールポジションはランス・ストロール(レーシングポイント)。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3番手はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)という結果となった。
2020年 F1トルコグランプリ決勝レースは、日本時間11月15日(日)19時10分にスタート。1周5,338mのイスタンブール・パーク・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。