マックス・フェルスタッペン、今季初の”初日完封”も慢心なし「メルセデスは必ず巻き返してくる」
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、11月13日(金)に行われた2020 F1第14戦トルコGPの2回のプラクティスで共に全体の最速タイムを刻み、今シーズン初めて初日セッションを完全支配したが「メルセデスが巻き返してくるのは間違いない」として、慢心する素振りを見せない。
今季の金曜セッションで圧倒的なパフォーマンスを発揮してきた”Mr.フライデー”こと、王者メルセデス勢は、今回のグランプリに合わせて再舗装されたばかりの滑りやすい路面に苦戦。ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスはレッドブル・ホンダRB16に先行を許した。
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周 |
---|---|---|---|---|---|
1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:28.330 | 37 | |
2 | ルクレール | フェラーリ | 1:28.731 | +0.401 | 44 |
3 | ボッタス | メルセデス | 1:28.905 | +0.575 | 42 |
4 | ハミルトン | メルセデス | 1:29.180 | +0.850 | 39 |
特異な路面コンディションでのセッションであったとは言え、メルセデスがライバルに遅れを取る状況は歓迎すべきものと言える。メルセデスが初日セッションで一度もタイムシートのトップに立てなかったのは、シルバーストン・サーキットでの第5戦70周年記念GP以来、今季2回目だ。
既に開発が終了しているメルセデスW11に対し、レッドブル・ホンダRB16はシーズン終盤に向けて息を吹き返してきている。このクルマは2021年シーズン型とほぼ同一であり、来シーズンの激しい選手権争いへの期待が膨らむ。
慢心なし「メルセデスは必ず巻き返してくる」
マックス・フェルスタッペンFP2: 1位, FP1: 1位
今日は全体的に僕らにとってかなりポジティブな一日だったと思うし、マシンも上手く機能していたから本当に満足している。
週末に向けての準備という点で上手くやれた成果である事は確かだけど、コースコンディションに上手く対処できた事の表れでもある。
路面は酷く滑りやすい状態だったけど、それは誰にとっても同じ事だから、上手くこれに適応していかなきゃ。本来あるべきラップタイムからはまだ5秒遅れているし。(明日以降)雨が降らない事を祈るよ。もしそうなればスパイクが必要になるかもしれないからね!
コンパウンドによるタイム差は大きくないと思う。確かにハードタイヤからソフトタイヤに履き替えて速くはなったけど、あれはターマック(路面)のグリップが改善した結果だからね。
メルセデスは明日に向けて上手くまとめてくるだろうから、僕らとしては予選できちんと競争力を発揮して、決勝に臨みたいところだね。
初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)をコンマ4秒差で退けた。3番手には0.57秒遅れでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続く結果となった。
F1トルコグランプリ3回目のフリー走行は日本時間11月14日(土)18時から、公式予選は同21時から1時間に渡ってイスタンブール・パーク・サーキットで開催される。