角田裕毅、ハミルトン妨害疑惑で召喚…F1オランダGP予選を経て3件審議

ザントフォールト・サーキットのピットレーンを走行する角田裕毅(アルファタウリ)、2023年8月26日F1オランダGP予選にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1オランダGPのスチュワードは8月26日(土)の予選を経て、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の走行を「不必要に妨害」をした疑いがあるとして、角田裕毅(アルファタウリ)を召喚した。

デレック・ワーウィックら4名の競技審判団は、現地17時より行われる聴聞会の中で角田裕毅とハミルトン、および両チーム代表者の話を聞いた上で、F1競技規定第37条5項違反があったかどうかを判断する。

Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

ザントフォールト・サーキットのパドックを歩くルイス・ハミルトン(メルセデス)、2023年8月24日F1オランダGP

違反が認められた場合、スチュワードはラップタイムの抹消、あるいはグリッド降格ペナルティを科す事ができる。

予選Q2でハミルトンは、フライングラップのターン13を前にレーシングライン上を走行する角田裕毅と遭遇。最終ターン14を前にイン側から追い抜き、フィニッシュラインへと向かった。

ハミルトンは1000分の84秒及ばず13番手、角田裕毅は0.163秒届かず14番手でQ2敗退を喫した。

同じQ2ではハミルトンに進路を塞がれたとして、角田裕毅が無線を通して不満を訴える場面があったが、こちらは調査の対象とはならなかった。

続報:角田裕毅に3グリッド降格

この他にはピットレーンから出た直後のカルロス・サインツ(フェラーリ)にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が接触しかけた件と、ランス・ストロール(アストンマーチン)がハミルトンの走行を妨害した疑いのある2件が審議される。

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