マクラーレン、ライバルの進化を警戒「我々よりも良い仕事をした連中がいる」
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マクラーレンF1チームは、7月10日(金)に行われた2020 F1第2戦シュタイアーマルクGP初日2回目のプラクティスで、カルロス・サインツが5番手、ランド・ノリスが8番手につけた。
FP1で黄旗違反があったとして、ノリスには3グリッド降格処分と2点のペナルティポイント(累積2点)が科された。午前の1回目のプラクティスでは、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)がギアボックストラブルのためにマシンを停めコース上に黄旗が振られたが、ノリスはこれに気付かずターン10で他車をオーバーテイクした。
レーシングディレクターを務めるアンドレア・ステラは、MCL35のパフォーマンスを更に引き出すべく、この日は「空力、タイヤ、セットアップを含めた総合的なテストに取り組んだ」と説明した。
1日を振り返ったノリスは「僕らよりも良い仕事をした連中がいる」と述べ、ライバルへの警戒感を示した。前戦オーストリアGPで直接のライバル関係であったレーシングポイントは、セルジオ・ペレスが3番手、ランス・ストロールが4番手と、2台揃ってマクラーレンより上のポジションで初日を締め括っている。
マクラーレン:F1シュタイアーマルクGP初日
カルロス・サインツFP2: 5位, FP1: 7位
同じコースでの2週連続開催だから、セットアップを比較するのに役立ったよ。先週末に抱えていたマシンバランスの問題を克服するために、幾つか実験的な変更を試してみたんだ。上手くいったものも、そうじゃなかったものもあったから、週末に向けて分析を続けていく必要がある。
明日の予選はキャンセルされるリスクがあったから、今日はいつもとは少し異なるスペシャルな金曜日だったね。多くのドライバーが新品タイヤを履いてラップタイムを狙いにいっていた。天気がどうなるか見ものだけど、面白い戦いになるはずさ!
ランド・ノリスFP2: 8位, FP1: 14位
今日は何度かトラブルに見舞われる難しい1日だった。そのせいで思ったほど周回数をこなせなかったけど、マシンのフィーリングは今も良いし、ペースも悪くないと思う。
ライバルの幾つかは僕らよりも良い仕事をしたようだね。先週末と比べて少しずつペースを上げてきてる。それでも明日と日曜日に向けて、僕らはまだ良い位置にいると思う。
マシンの状態は良いし自信を持って走れているけど、土曜日と日曜日はコンディションが変わりそうだから、そのための準備をしておかなきゃね。
初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)を1000分の43秒という僅差で退けた。3番手には同0.217秒遅れでセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続く結果となった。
F1シュタイアーマルク・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間7月11日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってレッドブル・リンクで開催される。