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F1レギュレーションの中から、車とヘルメットの仕様及びカーナンバー等、外部からの識別に関連する主だったルールを厳選しその要点を以下にまとめる。
識別に関連する主なルール
- チームは同じ仕様の2台のマシンを用意する義務があり、大きな変更の際には事前の承認が必要
- チームの名前またはエンブレムをフロントノーズに表示すること
- マシンにはドライバーのカーナンバーを記載すること。ワールドチャンピオンである場合を除き、各ドライバーのキャリアにおいて普遍のものとする。ワールドチャンピオンは次のシーズンにナンバー1を使用する権利が与えられる。
- マシン外装にドバイバーの名前を表示すること
- シャークフィン部分にカーナンバーを表示する事(2020年)
- チームの2台のマシンを区別するために、メインのロールオーバ上に設置される車載カメラは、2台で色分けすること。一台は色は供給されたままの色(黒)、もう一台は、主に蛍光黄色であること。
自由選択の任意の1イベントを除きヘルメットはシーズン中を通して統一すること
識別性を理由として、F1では2015年よりシーズン中のヘルメットデザインの変更を原則禁止し、スポーティングレギュレーションでこれを定めてきた。母国レース等の特別な事情がある場合に限り、シーズンに1度だけ変更を認めていたが、このルールが厳格に運用される事はなく2020年より撤廃された。
手短に2022年のF1レギュレーションを知りたい方は「2022年F1ルール主要変更点のまとめ」を、より詳しくルールの全体像を知りたい方は「F1ルール完全網羅版」を参照されたい。