RB21はどこが変わった?レッドブルF1の2025年新車初公開、その”進化”や如何に

レッドブル・レーシングの2025年型F1マシン「RB21」、2025年2月25日 (1)Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・レーシングは、2025年のF1プレシーズンテスト開幕を翌日に控えた2月25日、新型マシン「RB21」を初公開した。マックス・フェルスタッペンはこのマシンを駆り、5年連続のドライバーズタイトル獲得を目指す。

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レッドブル・レーシングの2025年型F1マシン「RB21」、2025年2月25日 (5)

RB21の進化と変更点

チームはRB21を「進化型」と位置づけており、2022年に導入されたグランドエフェクトカー規則のもと、フェルスタッペンの連覇を支えてきたマシンの延長線上にあるデザインとなっている。しかし、昨シーズン終盤に見られたバランスの問題やセットアップの難しさを解決するため、さまざまな改良が施されているようだ。

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レッドブル・レーシングの2025年型F1マシン「RB21」、2025年2月25日 (2)

公開されたスタジオ写真は光量が抑えられており、詳細な技術的変更点を確認するのは困難だが、サイドポッドやエンジンカバーに大きな変化はないように見える。それでも、以下の点が注目される。

  • 浅いノーズ:ノーズ全体の縦方向(高さ方向)のプロファイルが小さくなり、エアロダイナミクスの向上を図っている可能性がある
  • 新しいフロントサス構造:タイヤの接地性向上のためか、ウィッシュボーンの位置が見直されている
  • プッシュロッド式リアサスの継続:昨年の設計を踏襲しつつ、より安定したバランスを実現か?

レッドブルは昨シーズン、序盤こそ圧倒的な強さを誇ったものの、マクラーレンやフェラーリの追い上げを許し、最終的にはコンストラクターズランキング3位に転落。これを受け、チームの技術部門はバランスの改善とセットアップのしやすさを両立させるべく開発の方向性を修正した。

RB21のさらなる詳細は遅くとも、2月26日から始まるバーレーンのプレシーズンテストで明らかになる見通しだ。なおレッドブルはこれに先立ち、2月25日にバーレーンでフィルミングデーを利用したシェイクダウンを実施する。

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レッドブル・レーシングの2025年型F1マシン「RB21」、2025年2月25日 (4)

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レッドブル・レーシングの2025年型F1マシン「RB21」、2025年2月25日 (3)

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