リアム・ローソン、立て続けのミスを謝罪…走路外走行が招いた負の連鎖

スプリント前のグリッドに立つリアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年10月7日(土) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

2023年10月7日(土)に行われたF1カタールGPのシュートアウトとスプリントでの立て続けのミスについてリアム・ローソン(アルファタウリ)がチームに謝罪した。

ルーキーにとって今週末のロサイル・インターナショナル・サーキットはあまりに過酷だ。プラクティスが60分しかない上に、舗装された路面は滑りやすく、風が砂漠の砂を大量に運び込んだ。それでもシュートアウトのSQ1では、チームメイトの角田裕毅がノックアウトを喫する一方、10番手でSQ2に進出する走りを見せた。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

スプリントシュートアウト中のガレージでチーム代表のフランツ・トストと話すリアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年10月7日(土) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)

ただSQ2ではベストラップがターン15のトラック・リミットにより抹消され14番手に終わった。仮に1分26秒041が生きていれば、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)の代わりに13番グリッドを手にしていた。

ローソンは「SQ1では速さがあったけど、(SQ2では)残念ながら最終ラップで縁石に乗り過ぎてしまい、ラップタイム抹消されるというミスを犯してしまった」と振り返った。

「本当に良い仕事をしてくれていたし、初日から大きく挽回するために一晩中、懸命に頑張ってくれていただけに、チームには申し訳なく思っている」

グリッド1個分のシュートアウトでのミスによりローソンはスプリントに向けて、グリップが低い偶数列グリッドに並ぶ事となった。

「グリッドがダーティーサイドだったからスタートで出遅れてしまった。スプリントのオープニングラップでの最大の問題はオフライン上の砂だった」とローソンは語る。

「ターン1に向けてはレーシングラインを取って、上手くコーナーを抜けた事で幾つかポジションを上げる事ができたけど、ターン2に向けてオフラインに入ったところ、前のクルマがスライドして速度が落ち、僕は一瞬でリアを失ってしまった」

「チームには本当に申し訳ないと思っている。その後のレース展開を考えると、幾つかポイントを獲得できたかもしれないのに、僕のミスによって台無しになってしまった」

「クルマは問題なさそうだし、明日に向けては今日、起きた事から学びたいと思う」

「今日は多くのクルマがかなり酷いタイヤのデグラデーションを抱えていたから、明日はタフで長いレースになると思うけど、今夜、データを分析して繋げていきたい」


2023年F1カタールGPスプリントではオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がポール・トゥ・ウインを飾った。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は2位フィニッシュで3年連続、3度目のドライバーズタイトルを獲得した。

決勝レースは日本時間10月8日(日)26時にフォーメーションラップが開始され、1周5,419mのロサイル・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

F1カタールGP特集

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