テスト最終日ドライバーコメント総括:フェラーリ、メルセデス、レッドブルの3強チーム
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2018年開幕オーストラリアGPに先立って開催されたF1プレシーズンテスト。最終日を振り返ったフェラーリ、メルセデス、レッドブルの3強チームのドライバーコメントを以下にまとめる。フェラーリはキミ・ライコネンが、レッドブルはダニエル・リカルドが、そして王者メルセデスはバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンがテストを担当した。
キミ・ライコネン1位, 1分17秒221 / 157周
このマシンは全体的に言って良いパッケージだと思う。テスト序盤はひどい天気のせいで理想的とは言えないものになってしまったけど、その後は幾らか満足のいく時間を過ごす事ができた。マシンには良い感触を持ってる。
まだ改善すべき点は色々あるけど、ドライビングはかなりいい感じだよ。セットアップの変更に対して良い反応を示してくれる。
ライバル達と比較した僕らのポジションは誰にも分からない。数週間後のメルボルンではもう少しハッキリするだろうけど、基本的にはシーズン序盤の数戦を終えないとね。開幕戦が待ちきれないよ。
ダニエル・リカルド4位, 1分18秒327 / 92周
何度か力強い走りができたとは言っても、他の人たちが何をやっているかは分からないしね。でもまあ、いい感じにきてると思う。まだタイムを稼げる余地はあるし、改善すべき部分もあるけど、戦える位置にいると思う。
たくさん走れたし、良い冬季テストになったよ。一年前より良い感じなのは間違いないね。燃料を積み込んでのロングランは何にも面白くないから、冬が終わって嬉しいよ!
メルボルンを楽しみにしているし、今はそこにフォーカスしてる。良い結果を出すために全力で挑むよ。接戦に持ち込めるはずだから、バトルが楽しみだよ。
ルイス・ハミルトン11位, 1分19秒464 / 97周
本当に良いテストになったよ。全てを終えられたし信頼性は抜群だった。チームの皆が素晴らしい仕事をしてくれたお陰だよ。皆の事を誇りに思ってる。得られたデータにも満足だよ。
昨年のレースの時と比べて、マシンも路面も大幅に速くなってるね。今日のレースシミュレーションの最後の周回は1分19秒台だったんだけど、これって2017年の予選の時のラップタイムだもん。
レッドブルやフェラーリと比べて僕らがどの辺りにいるのかを正確に知るのはまだ難しい。それに、実戦で走ってみないとハッキリとは分からないしね。でも、開幕に向けて有益なデータを導き出すために必要な情報は可能な限り多く収集できたと思う。
バルデリ・ボッタス6位, 1分18秒825 / 104周
良い形でテストを締め括れたよ。僕は午後だけで100周以上を走ったし、チームとしては200周以上走ったんだから本当にポジティブだよ。改善の程度にもすごく満足してる。メルボルンに向かうまで後1週間半あるから、作業を続けていかないとね。僕らがどの位置にいるのかを確かめるのが楽しみだよ。
ミディアムタイヤとハードタイヤの使い方はよく分かったんだけど、柔らかい方のコンパウンドはブリスターの問題が出ちゃってるんだよね。メルボルンではそうじゃない事を祈ってる。再舗装された新しい路面は何かと厄介だったんだ。
2週間に渡ってチームは素晴らしい仕事をやってのけたと思う。皆と一緒に働く事をすごく楽しんでる。レースが待ちきれないね。