フェルスタッペン、不運にも2位逃す「全力を尽くしたし悔いはない」F1モナコGP《決勝》
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは終始トップ争いを演じながらも、ピットストップの際に不運なアクシデントに見舞われ、5秒加算ペナルティーによってモナコでの表彰台を逃す事となった。
26日(日)に行われたF1第6戦モナコGP決勝レース。3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、2番手奪取に向けて好スタートを切り、ターン1の手前でバルテリ・ボッタスとサイド・バイ・サイド。オーバーテイクを仕掛けるも、惜しくも成功には至らなかった。
3番手をキープしたまま前を伺っていた9周目。フェラーリのシャルル・ルクレールが引き起こしたクラッシュによってセーフティカーが出動。ピットストップに向かったフェルスタッペンは、タイヤ交換を終えて1ポジションアップの2番手でコースに復帰するも、ピットアウトの際にボッタスと接触。アンセーフリリースを取られてしまい、5秒ペナルティーの裁定が下った。
その後は2番手をキープしつつ、タイヤマネジメントのために低速で走行していたラップリーダーのルイス・ハミルトンを50周近くに渡って強襲。果敢にオーバーテイクを仕掛ける場面もあったが、ここは抜けないモンテカルロ。頭を塞がれたことで後続とのギャップが築けず、2位でフィニッシュした後、タイム加算で最終4位という結果に終わった。だが世界中のファンはその姿を高く評価。ドライバー・オブ・ザ・デイにフェルスタッペンを選んだ。
不運にも2位逃す「全力を尽くしたし悔いはない」
マックス・フェルスタッペン決勝: 4位, グリッド: 3番手
今日は全力を尽くしたし、楽しいレースが出来たと思う。僕らにはかなりの競争力があったし、メルセデスにプレッシャーをかけ続けて、優勝争いを楽しむことができた。戦う相手がルイス(ハミルトン)だったから厳しい事は分かっていたけど、ミスを誘うために手を緩めず攻め続けた。少しでもタイヤを摩耗させる事ができれば、仕掛けるチャンスがくると思ってね。
ある時点でルイスのタイヤがタレてきたのが分かった。コース上の幾つかのコーナーでかなり遅くなっていたんだ。何度か仕掛ける一歩手前までいったんだけど、十分に近づくことができなかった。残り数周のところで、”やるなら今しかない”と思ってトライしてみたけどダメだった。
若干接触してしまったけど、ダメージがなくて良かったよ。ピットストップでのペナルティーは不運だったけど、チームは何も間違ったことをしていないし、あんな狭いピットじゃ、ああいった事が起きるのはしょうがないさ。もちろん、できれば表彰台に上りたかったけど、レースを楽しめたし、こうした展開では勝つこともあれば負けることもある。
もう数周あればルイスを捉えられたはずだって言うのは簡単だけど、僕としては全力を尽くしたし、出来ることは全てやりきったつもりだ。レースウイークを通じて、チームは最高の仕事をしてくれたし、全員が勝利のためにすべてを出し尽くしたと思う。
78周で争われた決勝レースでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを果たし、2位にフェラーリのセバスチャン・ベッテル、3位にバルテリ・ボッタスが続く結果となった。