角田裕毅、チームに”重ね重ね”謝罪…赤旗の煽りでガスリーQ1敗退。接触によるバランス悪化でQ3届かず

接触によって左フロントを損傷したアルファタウリの角田裕毅に赤旗を振るマーシャル、2022年5月28日F1モナコGP予選Courtesy Of Red Bull Content Pool

スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は5月28日(土)のF1モナコGP予選Q1で赤旗の原因となった件について、チームメイトのピエール・ガスリーのラップを「混乱」させてしまったとしてチームに謝罪した。

角田裕毅は計測ラップの際に、ヌーベルシケインでガードレールと接触。ホイールが破損しパンクに見舞われた。レースコントロールは残り2分25秒で時計の針を止めて赤旗を出した。

セッション再開後に角田裕毅は9番手を刻んでQ2へと駒を進め、0.109秒差でQ3進出を逃す11番手となった。だが、FP3で5番手タイムを刻んでいたガスリーは時間内にラップを開始できず17番手でノックアウトを喫した。

結局のところガスリーのQ1敗退の原因は、赤旗再開後のランに向けてチームが早めにガスリーをピットレーンに送り出さなかった事に依るところが大きいが、角田裕毅は責任を感じているようだ。

予選後に「Q3まで僅差でしたが今日の仕事ぶりには満足ですか?」と問われた角田裕毅は開口一番「ピエールのラップを混乱させてしまった」「あの状況は間違いなく自分が作り出した」として、チームに対する謝罪の言葉を口にした。

また、接触は「かなり大きな衝撃」で、それによってマシンバランスが悪化したとして「今日はQ3に進めるだけのポテンシャルが確かにあったと思います」として、重ねてチームに謝罪した。

ガスリー「ミスが多すぎる」苦言呈す

Courtesy Of Red Bull Content Pool

モンテカルロ市街地コースを攻めるアルファタウリの角田裕毅、2022年5月28日F1モナコGP予選

Q3進出のチャンスを台無しにしてしまった

角田裕毅
予選: 11位, FP3: 11位

今日は残念な結果になってしまいました。Q1でバリアに接触してしまい、マシンの左フロントにダメージを負ってしまいました。

赤旗が振られた事でガレージに戻れたものの、それでもまだクルマにダメージが残っていて、それがパフォーマンスに影響しました。

残念な事にピエールの予選にも影響が出てしまい、彼の方はQ1を突破する事ができませんでした。今日は2台揃ってQ3に進出できるポテンシャルを秘めていたと思うだけに、本当に残念です。

明日の決勝でダブルポイントを狙うにはウェットレースが必要だと思います。


2022年F1モナコGP予選でポールポジションを獲得したのはシャルル・ルクレール。2番手にカルロス・サインツが続きスクーデリア・フェラーリが最前列を独占した。

F1モナコGPの決勝レースは日本時間5月29日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周3340mのモンテカルロ市街地コースを78周する事でチャンピオンシップを争う。

F1モナコGP特集

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