角田裕毅、戦略と走りを反省「今にして思えば…」ペース活かせずDNFの15番手。それでも残りの週末に期待するRB
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5月3日(金)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われた2024 F1第6戦マイアミGPスプリント予選を15番手で終えた角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、SQ2に向けて自ら望んだ1アタックのアプローチを反省した。
角田裕毅はミディアムタイヤの投入を1セットに抑えて10番手でSQ1を突破。2セットを投じた僚友ダニエル・リカルドに0.013秒差をつける好スタートを切った。
しかしながら続く第2ラウンドでは一転、突然のグリップ不足に見舞われ、1回限りのラップをまとめ切れず、SQ2で採った戦略は裏目に出た。
スライドに苦しみながらも刻んだ1分28秒736は15番手に留まるもので、最終的にこのラップはターン5のトラックリミットにより抹消されたがポジションは変わらず、結果としてはDNFに終わった。
一方で同じVCARB 01を駆るリカルドは2プッシュを選択。壁に”キス”する果敢な走りで最終ラウンドの切符を掴み取り、3番手セルジオ・ペレス(レッドブル)に迫る大金星の4番グリッドを持ち帰った。
「SQ1は良く、クルマにパフォーマンスはあったのですが、最終的にはこれを最大化に活かす事ができませんでした」と角田裕毅は振り返る。
「SQ2でワンプッシュを試みたのですが、上手くいきませんでした。僕自身としてもラップをまとめ上げる事ができませんでした」
「今にして思えば、2プッシュの方が上手くいったかもしれません。ただ残りの週末に向けて、クルマのペースに自信を持つ事ができました」
SQ2のランプランについてレーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは「SQ1を経て彼は大いに自信を持っていて、SQ2では1周だけ計測ラップを走りたいと言ってきた。これは正しい事だったが上手くいかなかった」と説明した。
「SQ2でユーキに何が起こったのかを理解しなければならない。彼は好調で、1日を通してクルマに満足して自信を持っていたのだから」
「原因を理解するためにすべてを深く掘り下げてみるつもりだが、週末はまだ序盤だし、彼を上位に上げるチャンスはまだたくさんある」
2024年F1マイアミGPスプリント予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がシャルル・ルクレール(フェラーリ)を退けポールポジションを獲得した。
スプリントは日本時間5月4日(土)25時から、公式予選は同29時から1時間に渡ってマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。