ローガン・サージェント「運が悪かった」5.3km届かずスーパーライセンス得点逃す

セッションに向けてヘルメットを被るウィリアムズのローガン・サージェント、2022年10月28日F1メキシコGP FP1Courtesy Of Williams

来季F1デビューを目指すローガン・サージェントは10月28日(金)のF1第20戦メキシコGPのFP1でアレックス・アルボンに代わりFW44のステアリングを握ったものの、2度の赤旗の影響でスーパーライセンス・ポイントを追加できなかった。

フロリダ州出身の21歳はウィリアムズから2023年のF1デビューが約束されている。ただし、スーパーライセンスを取得すればという条件付きだ。

Courtesy Of Williams

ガレージを出てコースに向かうウィリアムズのローガン・サージェント、2022年10月28日F1メキシコGP FP1

2020年の規定変更に伴い、F1フリー走行に出走することでスーパーライセンス・ポイントを獲得出来るようになった。これは1回のセッションで100km以上を走行した場合に1点を追加できるというものだ。

エルマノス・ロドリゲス・サーキットでの1回目のプラクティスはピエトロ・フィッティパルディ(ハース)とリアム・ローソン(アルファタウリ)がメカニカルトラブルに見舞われ、2度に渡って赤旗中断を強いられた。

この結果、サージェントは22周の周回に留まり、距離にして94.688kmと、100kmに5.312km及ばなかった。クリーンなセッションであればライセンスポイントを29点に伸ばせた可能性は高い。

ポイント追加の要件を満たさなかった事についてサージャントは「2回の赤旗は役に立たなかったね」と語った。

「できる限りの事をしたんだけど。実際、かなり走り込んだしね。兎に角、運がなかった」

目標の一つは叶わなかったが、ドライビングそのものには手応えを得たようだ。

「かなり快適だったのは確かだね。あらゆる面で落ち着いて取り組めたし、リズムを掴むのもコースについて学ぶのも、タイムを上げていくのもかなり楽だった」

「全体としては、先週末(アメリカGP)よりも更に一歩前に前進できたように思う」

ウィリアムズは最終アブダビGPでも再びサージャントを起用するとしており、更に1点を追加できる可能性がある。

参戦中のFIA-F2選手権シリーズをペナルティポイントなしに終えてもう2点を追加した場合、40点までは残り9点となるため、ランキング6位以上でスーパーライセンスの発給要件を満たす事になる。


FP2は前戦アメリカGPに続き、2023年仕様のタイヤ開発テストに割り当てられた。2022年F1メキシコGPのFP1ではフェラーリの2台がタイムシートのトップを独占。これにレッドブルの2台が同タイムで続く結果となった。

メキシコグランプリの3回目のフリー走行は日本時間10月29日(土)26時から、公式予選は同29時から1時間に渡ってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。

F1メキシコGP特集

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