本日!メルセデス、2021年型F1マシン「W12」を公開…新車発表イベントを無料ライブ配信

メルセデスAMGペトロナスF1チームの2021年型マシン「W12」のオンラインプレゼンテーションティザー

F1世界選手権に参戦するメルセデスAMGペトロナスF1チームは、本日3月2日(火)にオンラインローンチイベントを行い、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが駆る新車「W12」を発表する。

オンライン・プレゼンテーション・イベントは英国現地11時、日本時間20時より行われ、ハミルトンとボッタス、そしてチーム代表を務めるトト・ウォルフが参加。以下の公式Youtubeチャンネルの他、TwitterとFacebookで無料ライブ配信される。

なおこれに先立って、日本時間19時30分に「W12」のレンダリングイメージや技術諸元が公開される。ただし、いずれも予定であり変更の可能性があるとの事だ。

ダブルタイトル8連覇が懸かる今季の「Mercedes-AMG F1 W12 E Performance」は、ブラック一色であった昨年型「W11」とは異なり、伝統のシルバーが車体リア側に配置される事になる。チームは先日、新車発表に先立ってディザー画像を公開した。

copyright Daimler AG

メルセデスが公開した2021年型F1マシン「W12」のティザー画像

ディザー画像上の「W12」はブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)をサポートする昨季の”ブラック・アロー”の印象が残るものの、エンジンカバー付近のシャークフィンは見慣れたシルバーのグラデーションに彩られており、インダクションポッド周りは昨年末にチームの33%の株式を取得したINEOSレッドに、そして車体側面にはペトロナスのターコイズカラーが配されている。

ただし、メルセデスのチーフデザイナーを務めるゴーデン・ワグネルは「これが全てではない。非常に重要な部分の1つはまだ明かしていない。楽しみにしていて欲しい」と述べ、このディザーの印象がそのまま実車の印象となる事はないと仄めかした。

V6ハイブリッド時代における最強パワーユニットを作り上げてきたメルセデスだが、パワーユニット開発部門を率いるハイウェル・トーマスは、本拠地ブリックスワースで開発中の2021年型F1パワーユニットに幾つかの問題が発生してる事を明らかにしている。

信頼性を優先したために昨年使用することが出来なかったERSの性能を実戦で解き放てるよう開発を進めているとの噂もあるが、それがこの問題と関連しているかどうかは不明だ。

メルセデスのエンジニアが解決すべき課題の一つは、革新的ステアリングシステム「DAS=デュアル・アクシス・ステアリング」の廃止だろう。昨シーズンの優位性の一つとなっていたこのトリックは今季より使用が禁止される。失われたアドバンテージを補うために、メルセデスは必ずや何らかの対策を講じてくるはずだ。

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