メルセデス FE初年度体制、ドライバーはバンドーンとデ・ブリースのマクラーレン出身組

メルセデス・ベンツEQフォーミュラEチームの体制発表、ストフェル・バンドーンとニック・デ・ブリース

2019/20年シーズンよりABBフォーミュラE選手権に初参戦するメルセデス・ベンツEQフォーミュラEチームが9月11日、フランクフルト国際モーターショーで体制発表を行い、ドライバーラインナップと参戦車両をお披露目した。

ステアリングを握るのは、メルセデス傘下のHWAレースラボで2018/19年シーズンのフォーミュラEを戦ったストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoorne)と、現在FIA-F2選手権でラインキングをリードするニック・デ・ブリース(Nyck de Vries)。いずれもマクラーレンとの関係が深い。

バンドーンは2013年にマクラーレンの若手ドライバープログラムに加入。GP2、全日本スーパーフォーミュラ選手権を経て2017年にマクラーレン・ホンダでF1デビューを飾った。デ・ブリースは2010年にマクラーレン・ジュニアとなり、今年5月にその関係を清算したばかりだ。

チーム代表には、2015年までメルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレイン(HPP)を率いてきたイアン・ジェームズが就任。運営母体となるメルセデス・ベンツ・フォーミュラE Ltd.の最高経営責任者には、メルセデスF1チームの代表を務めるトト・ウルフが着任することが合わせて発表された。

メルセデスとしての初のフォーミュラEマシン「EQシルバーアロー01」は、共通仕様のシャシーに、F1パワーユニットと同じく英国ブリックスワースのメルセデスAMG HPPが設計・開発を手掛けたパワートレインを搭載。第二世代のフォーミュラEでは、パワートレインに加えてインバーター、モーター、トランスミッション、リアアクスルの一部やエネルギーマネジメント用ソフトウェアなどの独自開発が許されている。

シーズン6のフォーミュラE選手権は、2019年11月22日・23日にサウジアラビア・リヤドで行われるディルイーヤE-Prixで開幕を迎える。

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