ダニール・クビアト、母国ロシアGPでF1復帰発表へ…トロロッソ・ホンダと既に契約締結済みとの情報
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ロシア人ドライバー、ダニール・クビアトが2019年のトロロッソ・ホンダでF1復帰を果たす可能性が高まっている。複数の情報筋によれば、クビアトとチームは既に契約を済ませており、9月28日に開幕を迎える第16戦F1ロシアGPの週末に正式発表される見通しだという。
人事権を掌握するレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコはシンガポールでBBC Sportsに対し、現時点ではトロロッソのドライバーラインナップに関して如何なる決定も下してはいないと主張したものの、クビアトの復帰に関しては否定せず、また、Sky Italiaからの質問に対しては、クビアトかローバト・クビサ、アントニオ・ジョビナッツィのいずれかのドライバーと契約を結んだ事をロシアGPの会場ソチで発表すると認めたとされる。
事の発端はオランダのケーブル事業最大手Ziggo Sport Totaalに対して、かつてレッドブルのドライバーを務めていたロバート・ドーンボスと、オランダ出身のF2ドライバー、ニック・デ・ブリースの二人がクビアトがトロロッソとの契約にサインしたと明かしたところから始まった。デ・ブリース曰く、契約が取り交わされたのはF1イタリアGP予選が行われた9月1日だという。
クビアトは今年スクーデリア・フェラーリの開発ドライバーを務めているが、既にマラネロに対して今季限りでの契約解消を希望する旨を伝えているとされる。
ピエール・ガスリーの昇格によってシートを失ったクビアトが、ガスリーのレッドブル昇格に伴って再びトロロッソにカムバックする事になれば何とも因果な話だが、かつてチームメイトとして対峙したカルロス・サインツもダニエル・リカルドも首を揃えてクビアトの才能を高く評価しており、二人共近い将来にF1に復帰する事を予想していた。