ダニール・クビアト、戦略が裏目に出るも挽回の9位「ガスリーの優勝は僕としても嬉しい」

モンツァのパドックを並んで歩くアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアトcopyright Red Bull Content Pool

アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは、スタートタイヤの選択もピットストップのタイミングも良い方向に転がらなかったものの、ポジションを2つ上げて9位入賞を果たした。

第1スティントを引っ張るべくハードタイヤを履いて11番グリッドからスタートしたクビアトは、真っ当なペースを刻みレースを展開するも、ケビン・マグヌッセン(ハース)がコース脇にマシンを停めた事で、19周目という序盤にセーフティーカー(SC)が導入されてしまった。

車両パフォーマンス部門のチーフを務めるクラウディオ・バレストリは「セーフティカーが導入され、ピットレーン入口が閉鎖された事で戦略が台無しになってしまった」と説明した。

ガスリーの優勝は僕としても嬉しい

ダニール・クビアト決勝: 9位, グリッド: 11番手

今日は内容盛りだくさんのレースだった。ピエールが優勝して僕としても本当に嬉しく思う。彼とチームを祝福したい。今日は僕らにとって本当に素晴らしい一日になった。

僕自身のレースについては、スタート時のタイヤ選択とセーフティカーのタイミングを考慮すれば、9位が望みうる最高の結果だったと思う。

ピエールとは対照的に今日は僕の方の戦略が裏目に出てしまったけど、彼はこのチャンスをモノにしてみせた。嬉しい限りだ。僕にも同じようなチャンスが巡ってこなかったのは残念だけど、自分のレース内容には満足してるし、正直に言って良いレースができたと思う。


9月6日(日)にモンツァ・サーキットで行われた2020年F1第8戦イタリアグランプリ決勝レースでは、10番グリッドからスタートしたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が波乱のレースを制してキャリア初優勝を飾った。2位はカルロス・サインツ(マクラーレン)。3位表彰台にはランス・ストロール(レーシングポイント)が滑り込んだ。

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