アレックス・アルボン、1周目の接触で1周あたり1秒の損傷「凄く辛い」ブービーフィニッシュ
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F1第8戦イタリアGP決勝レースに挑んだレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、オープニングラップの接触でフロアにダメージを負い、手負いのマシンで挽回を目指したものの、グリップとダウンフォース不足に苛まれ、失意の15位に終わった。
9番グリッドからスタートしたアルボンは、大混雑の1周目のターン1にアウト側からアプローチ。イン側にいたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)と接触し、15番手にまで転落した。クリスチャン・ホーナー代表はこのダメージについて、1周あたり1秒のタイムロスに繋がったと説明した。
Pos | Driver | Team | Laps | Time | PTS |
---|---|---|---|---|---|
14 | ラッセル | ウィリアムズ | 53 | +36.593s | 0 |
15 | アルボン | レッドブル | 53 | +37.533s | 0 |
16 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 53 | +55.199s | 0 |
Imagine how different Sunday's race could've been if this incident played our differently… 😱#ItalianGP 🇮🇹 #F1 pic.twitter.com/ecM6IAzZTY
— Formula 1 (@F1) September 6, 2020
流れの悪さは伝播するもので、アルボンは更に、他車に十分なスペースを残さなかったとして5秒ペナルティを受けた。何とか挽回を目指して走行を続けたが、ピットタイミングでもコース上でも挽回できず、完走車両としては下から2番目の15位でフィニッシュした。
1周目の接触で1周あたり1秒の損傷「凄く辛い」
アレックス・アルボン決勝: 15位, グリッド: 9番手
楽しいレースではなかったし、15位という結果が僕らのパッケージの真の実力を反映していない事は明らかだ。
1周目のターン1の接触によってフロアの左側が破損してしまい、その後はタイムペナルティが科され、僕のレースは終わってしまった。グリップもなく、ダウンフォースもかなりの量が失われてしまったため、最後まで足を引きずるような長く険しいレースになってしまった。
週末に挑むに際して、チームとして厳しい週末になるだろうとは予想していたけど、今日のような状況になってしまったことで、予想以上に辛い戦いになってしまった。
素晴らしい一日になったアルファタウリの事を思うと嬉しいけど、僕らは集中力を切らさずに1週間後のムジェロに集中しなきゃならない。
9月6日(日)にモンツァ・サーキットで行われた2020年F1第8戦イタリアグランプリ決勝レースでは、10番グリッドからスタートしたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が波乱のレースを制してキャリア初優勝を飾った。2位はカルロス・サインツ(マクラーレン)。3位表彰台にはランス・ストロール(レーシングポイント)が滑り込んだ。