フェルスタッペン、低ダウンフォースでコーナー苦戦…3列目に甘んじるも「表彰台争いは可能」

マスクのズレを直すレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2020年F1イタリアGPにてcopyright Honda

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、5日(土)のF1イタリアGP公式予選でマクラーレンやレーシングポイントにすら先行を許す3列目5番手に甘んじたものの、レースペースには競争力があるはずだとして、日曜のレースで表彰台を懸けて争うことは可能との認識を示した。

別格の速さを刻んだメルセデスはさておき、似通った低ダウンフォースコースのスパに続いて、モンツァでのレッドブル・ホンダRB16はミッドフィルダーとの混戦から抜け出せず、フェルスタッペンは3番手のカルロス・サインツ(マクラーレン)からジャスト0.1秒遅れの5番手に終わった。

Pos Driver Team Q1 Q2 Q3 Laps
4 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:20.048 1:19.718 1:19.720 17
5 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:20.193 1:19.780 1:19.795 17
6 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 1:20.344 1:19.962 1:19.820 18

フェルスタッペンは苦戦の原因について、ダウンフォースを削った事でコーナーでのパフォーマンスが悪化したまま、改善できなかった点を上げた。

3列目に甘んじるも「表彰台争いは可能」

マックス・フェルスタッペン予選: 5位, FP3: 6位

今週末は低ダウンフォース仕様での最適なバランスが見いだせず苦しんでいる。グリップ不足でコーナーを走るのが難しく、今日は予選5番手という結果になった。

エンジンパワーが若干劣っているとも言えるけど、それ以上にコースに合わせたセットアップが上手くいっておらず、コーナーでのスピードが不足している。ウイングレベルの変更など、できることは全て試したけど、ラップタイムは変わらなかった。

とは言え、僕らはレースペースの方が競争力が高い傾向にあるから、明日表彰台を獲得する事は可能だと思っている。3番手から10番手は接戦だし、オーバーテイクも簡単じゃないけど、レースでは3位を懸けて争えるはずだ。ただ、メルセデスの2台は別次元だったから、特に何も話すことはない。

モンツァはかなり特殊なコースだから、通常タイプのコースレイアウトに戻りさえすれば今まで通りに3番手にカムバックできると思う。


ポールポジションはルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続きメルセデスがフロントローを独占。3番手にはカルロス・サインツ(マクラーレン)が並ぶ結果となった。

2020年F1イタリア・グランプリの決勝レースは、日本時間9月6日(日)22時10分にスタート。1周5,793mのモンツァ・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。

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