アイロット、新人離れした一貫性示すもクラッシュ「チームを失望させてしまった」F1バルセロナテスト《初日》

F1バルセロナテストでカタロニア・サーキットを走行するアルファロメオのカラム・アイロットcopyright Pirelli & C. S.p.A.

チャロウズ・レーシングから今季FIA-F2選手権に参戦するカラム・アイロットは、アルファロメオ・レーシングから2019年第2回インシーズン・バルセロナテスト初日に参加。C38を初めてドライブした。

フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーでもあるアイロットは、午後イチにターン3でクラッシュ。ウォールにヒットしてクルマにダメージを負った。幸いにも本人に怪我はなかったが修復が間に合わず、走行わずか41周に留まり、1分19秒819の12番手タイムでセッションを終えた。

通常、新人ドライバーは走行に一貫性がなくラップ毎にタイムが上下するものだが、クラッシュするまでのアイロットは非常に良いパフォーマンスを見せ、チームはクルマについてのアイロットのフィードバックに感心していた。とは言え、ガレージのメカニック達は、マシン修復のために今夜は夜通しの作業を強いられる。

「自分自身にとってもチームにとっても残念なことだし、皆をガッカリさせてしまった事と思う」とアイロット。「クラッシュするまでは凄く順調だったし、計画していたプログラムをやりながら、楽しんで走行できていたんだけどね」

「F2マシンとF1マシンの差は途方もないレベルだよ。スピードやグリップに関しては信じられない位だ。乗り始めた瞬間から安心してドライブ出来ていたし、一貫してパフォーマンスを上げていけていたのに、ターン3でコントロールを失ってしまった」

「こんな形でF1マシンのデビュー走行を締め括ることになるなんて想像してなかったけど、本当に素晴らしい経験になった。このチャンスを与えてくれたアルファロメオ・レーシングには本当に感謝している」

2日目の明日は、レギュラードライバーのキミ・ライコネンがステアリングを握る。


8時間のセッションでは2度の赤旗が発生。レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーとアルファロメオのカラム・アイロットが、早々にテストを切り上げた。この日のトップタイムはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。C5コンパウンドで1分15秒511を刻んだ。

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