“パーティーモード”なんて存在しない、とハミルトン。予選専用のエンジンマップを否定
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2018年型のメルセデスエンジン「M09 EQ Power+」には”パーティーモード”と呼ばれる予選専用のエンジンマップが搭載されていると言われるが、開幕オーストラリアGP予選でポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンはその存在を否定した。
「僕らには”パーティーモード”なんてないよ。保証するよ。Q2からQ3の最後まで同じエンジンモードを使ってたんだ。エキストラ・ボタンなんてないよ」予選後Top3会見に出席したハミルトンは、その存在と使用を真っ向から否定した。
昨年自身4度目の世界王者となったハミルトンは、シーズン最初の公式予選で2番手キミ・ライコネン(Ferrari)をコンマ6秒も置き去りにし、圧倒的な速さを見せつけポールシッターの栄誉を獲得。進化したメルセデスの予選エンジンモードに注目が集まっていた。
ところが、チーム代表を務めるトト・ウォルフはすんなりとその存在を認め、予選Q3で”パーティーモード”を使用した事を明らかにした。
「確かにマシンにはパーティーモードが備わっている。Q3でモードをオンに切り替えたよ。Q3の1回目のランと2回目のランとでは何も変えていない。ルイスが単に最高のラップをまとめ上げただけであり、エイペックスをより速いスピードで駆け抜けたんだ」
ハミルトンのQ3の最初のアタックと最後のアタックとではタイムに大きな開きがあったが、ウォルフによればそれはタイヤの熱入れの違いによるものだという。ウォルフは「全てがスイートスポットにハマっていたんだよ。モードには違いはない」と述べた。