トロロッソと苦楽を共にしてきたホンダF1本橋CE「格別な想い…忘れられないレースになった」
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マックス・フェルスタッペンの今季2勝目もさることながら、スクーデリア・トロロッソ担当の本橋正充 Honda F1 チーフエンジニアにとっては、ダニール・クビアトの3位表彰台には感慨深い想いがあったようだ。
「いままでトロロッソと一緒にたくさん苦労してきましたし、格別な想いです」と本橋チーフエンジニア。「ここのところ調子があまり上がらない状況が続いており、今日も本当に難しいレースになりましたが、そんな中、すべてが上手く噛み合ったと思います」
© Honda、トロロッソのエンジニアと話し合う本橋正充チーフエンジニア
クビアトにとっては復帰後初表彰台。トロロッソにとっては、2008年の雨のモンツァで、デビューしたばかりのセバスチャン・ベッテルが優勝した時以来の表彰台。チーム史上2回目の快挙だった。
ホンダとの提携初年度となった昨年のバーレーンGPでは、ピエール・ガスリーがポディウムまで後一歩と迫ったもののその後は停滞。ファエンツァのチームは浮き沈みの激しいレースに耐えてきた。
「昨年も4位入賞はあったのですが、いつもあと一歩のところで上手くいかないレースも多かったです」と本橋チーフエンジニアは語る。
「そんな中、今日は本当に『やりきった』と言う手応えを感じられましたし、忘れられないレースになりました。チーム、ドライバー、そしてすべての Honda F1のメンバーの努力に感謝しています。ここまで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます」