ピエール・ガスリー、戦略に不満? 6戦連続入賞の7位も笑顔なくため息「失望してるのは確か」
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F1第7戦フランスGP決勝レースに挑んだアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、戦略的にポジションを落としながらも最後まで戦い抜いてマクラーレン勢の後方7位でフィニッシュ。6戦連続入賞を果たした。
車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「1ストップ戦略を成功させるために難しいタイヤマネジメントが必要であったが、ピエールは終始、素晴らしい攻防を繰り広げて仕事をやり遂げてくれた」と評した。
ただ、予選後のインタビューに応えるガスリーは、眉をしかめ、時折ため息をつくなど、明らかにフラストレーションを抱えた様子で笑顔もなく「ガッカリしているのは間違いない」と認めた。戦略に不満を抱いているようだ。
笑顔なくため息「悔しいのは確か」
ピエール・ガスリー決勝: 7位, グリッド: 6番手
客観的に見て良いレースだったと思う。マクラーレンやレッドブル等の手強いライバル達のすぐ後ろでフィニッシュできたからさほど不満はないけど、もちろん心の奥底では、地元ファンの前でもっと上位でフィニッシュしたかった。でも今日は難しいレースだったし、ベストを尽くしたと思う。
リカルドとシャルル(ルクレール)にアンダーカットを許してしまったため、ピットストップでポジションを2つ落としてしまったのが痛かった。データを見直して、何か別の方法がなかったかどうかを検証してみる必要がある。ガッカリしてるのは確かだ。
今日は全てやり切ったし素晴らしいバトルもできた。最終7位という結果は僕らが依然として力強いレースを戦い抜けたという証拠だし、今日は満足できるポイントを獲得できたと思う。
6月20日(日)にポール・リカール・サーキットで行われた2021年F1第7戦フランスグランプリ決勝レースではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が戦略とコース上でのバトルによって通算13勝目を飾った。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3位にはセルジオ・ペレスが続き、レッドブル・ホンダが1-3フィニッシュを果たした。
レッドブル・リンクを舞台とする次戦シュタイアーマルクGPは6月25日のフリー走行1で幕を開ける。