F1スペインGP:ファン交流不参加で召喚のストロール、FIAが裁定を公表
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ファンとの交流イベントに参加しなかったとして召喚したランス・ストロールについてF1スペインGPのスチュワードは、所属先のアストンマーチンに戒告処分を科す決定を下した。
メディア・デリゲートは6月21日(金)のFP1の最中、ストロールがグランプリ初日に予定されていたファン交流イベントを欠席したとの報告をスチュワードに上げた。
FP2の前に行われた聴聞会の中でストロールは、イベント活動に参加しなかったのは今朝、抱えた健康上の問題から医師との約束があったためだと釈明した。チームもこれを認めた。
ヴィタントニオ・リウッツィを含む4名の競技審判団はストロールに「同情」を示しつつも、健康上の問題が発生した場合はF1競技規定第19条2項c)に従い、関係部門の代表者に連絡して参加の免除を求めるべきだったと指摘した。
チームはできる限り早くメディア・デリゲートに連絡したと釈明したが、時間的な余裕がない状況であったとは言え、正式な手続きに従わなかったことが問題視され戒告処分を受けることとなった。