ホンダF1、14年前に最前列獲得したイモラへ「前戦の3-5位を上回る結果を狙う」と田辺TD

イモラサーキットCourtesy Of Red Bull Content Pool

ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、2020年FIA-F1世界選手権第13戦エミリア・ロマーニャGPに先立って抱負を語った。ホンダ勢は前戦ポルトガルGPで、マックス・フェルスタッペンが3位、ピエール・ガスリーが5位入賞を果たした。

第13戦の舞台は14年ぶりのF1復活を遂げたイタリアのイモラ・サーキットだ。同地で前回レースが行われた2006年のF1サンマリノGPでホンダは、ジェンソン・バトンが予選2番手、ルーベンス・バリチェロが3番手を獲得するなど、印象的なパフォーマンスを残した。

イタリアでのレースは今季3度目。ファエンツァを本拠とするアルファタウリ・ホンダにとって今季3度目のホームレースとなる。最初のモンツァでは劇的な展開でピエール・ガスリーが初優勝を飾り、続くムジェロではアレックス・アルボンが遂に3位表彰台に上がった。今回は…

Honda:エミリア・ロマーニャGPに向けて

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

先日行われたポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットでのレースを終えて、今週末は今シーズン3回目となるイタリアに向かいます。

イモラ・サーキットは、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのファクトリーがあるファエンツァとは目と鼻の先にあり、チームにとっては文字通りのホームグランプリとなります。ここは長い歴史を持つ高速サーキットとして知られており、2006年まではサンマリノGPの開催地としてカレンダーの定番でした。私も過去にレース、テストで幾度も訪れたことがあり、色々と思い出深いサーキットです。

今週末はF1史上初めて2日間の開催フォーマットでグランプリが行われる予定で、土曜に90分の練習走行を1度行った後、午後に予選、日曜にレースと言う形式で週末が進みます。現行ハイブリッド規約下でイモラでレースが行われるのは今回が初めてであり、これに加えてフォーマットが2日間ですので事前のシミュレーションが大切になります。

慌ただしい週末になると予想しますが、今年これまで経験してきたことを活かして、短いプラクティスセッションに対応して予選およびレースに向けてしっかりと最適化を進めたいと考えています。

先週のポルトガルGPではレッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手とアルファタウリのガスリー選手が、持てる力を最大限に発揮して良いレースを見せてくれました。今回は4台すべてが力強いレースをした上で、更に良い成績を獲得できればと思っています。


エミリア・ロマーニャGPの舞台となるのは、1994年のサンマリノGPでアイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーが事故死した1周4,909m、全19コーナーを有するイモラ・サーキットだ。

F1エミリア・ロマーニャGPは2Dayフォーマットでのイベントとなり、1回目のフリー走行の後に予選が行われ、翌日に決勝レースが行われる。14年ぶりのイモラでのグランプリは、日本時間10月31日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1エミリア・ロマーニャGP特集

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