ダニエル・リカルド「照準は間違いなく前方に」今季最上11番手、決勝での”更なるペース”に期待
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4月20日のF1中国GP公式予選でダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)は、前日のスプリント予選に続きチームメイトの角田裕毅を上回る12番手を刻んだ。
Q1での両者のギャップは0.303秒と開いた。角田裕毅は19番手に留まり、リカルドはシーズン5戦目にして今季初めて予選でチームメイトを打ち負かした。
セッションを終え、Q3までコンマ1秒の12番手に満足しているか?と問われたリカルドは「そうだね。間違いなく良い気分だ」と返した。
「正直なところ、昨日コースに出た時から、クルマの感触が良くなっていると感じていたし、その事に勇気づけられていたんだけど、今のところ、週末全体が前向きになっているのは確かだね」
「僕らのライバルの何台かは、もう少しばかり1ラップペースを見出してQ3に進んだけど、今朝のスプリントは、明日のレースでもう少し多くを発揮できるかもっていう励みになるものだったと思う」
「だから12番手、そして自分のラップには満足してる。あれ以上はなかったと思うし、ポイント圏内を目指すには、まずまずのスタートポジションだと思う」
予選に先立ち行われた19周のスプリントレースでは、3つポジションを上げて11位でフィニッシュした。
日曜の決勝レースでは、スプリントで刻んだ以上の速さを発揮できると感じているのか?と問われたリカルドは「確かにそうだね。ただ、一方ではもう少しペースがあると感じているけど、それは周りのクルマもそうかもしれない」と答えた。
「ハミルトンを含む何人かが本来の位置でない場所にいる事は分かってるし、後方からの突き上げに遭う可能性もあるけど、照準は間違いなく前方に定まっている」
「いずれ分かることだけど、これまでのところ、前向きな週末になっているのは確かだ」
2024年のF1中国GP予選ではマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。2番手にセルジオ・ペレスが続き、レッドブルがフロントロウを独占した。
決勝レースは日本時間4月21日(日)16時にフォーメーションラップが開始され、1周5,451mの上海インターナショナル・サーキットを56周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。