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トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが、2019年FIA F1世界選手権第20戦ブラジルGPに先立って抱負を語った。インテルラゴスでのクビアトの最高成績は、レッドブル時代の2015年に記録した7位入賞。内縁の妻ケリー・ピケ(ネルソン・ピケの娘)の母国で、チームのコンストラクター6位奪取のためのポイント獲得に挑む。
是が非でも入賞したい
ダニール・クビアト
僕のパートナーがブラジル人だから、ここも僕にとって一種のホームレースみたいなものさ。楽しみだよ。ホンダ・サンクスデイのために日本に立ち寄った後、直接ブラジルに来た。レース週末までは家族と過ごす予定で、レース後も数日間滞在したいって思ってる。
天気は全般的に良いし、おいしい食べ物もあるし、ブラジルの人たちはのんびりというか落ち着いていて、みんな人生を楽しんでるように見えるよね。僕のポルトガル語はダイブ上達してきてるし、スペイン語も話せるから、会話の大部分は理解できるよ。
インテルラゴス・サーキットはクールで古風なトラックだけど、オーバーテイクするには十分なコース幅があるし、ターン1のような本当に素晴らしいコーナーが幾つか備わっている。ターン1は、テレビで見るよりずっと急なコーナーで、オーバーテイクポイントの1つなんだけど、ここでは毎年多くの刺激的なアクションが見られる。
ミドルセクションはセクター1と比べるとツイスティーで、幾つか高速コーナーもある。その後に続く短いストレートでは、前のクルマにつければオーバーテイクのチャンスが生まれる。現行のF1マシンでも追い抜けるんだ。このトラックは、厳密に言えばどの区間も直線ではなく常にカーブしてる。
あらゆるトレーニングを積み重ねているけど、ここは反時計回りに走ることになるから、首への横Gが凄い。問題にはならないまでも、本当にチャレンジングだ。天候もブラジルGPの特徴の1つだ。チャンスになる場合もあるし、その逆に余計なリスクにもなり得る。
過去2ラウンドでは、トップ10フィニッシュしたものの、最終的にペナルティが科されてしまいポイントを手にする事ができなかった。今週末は是が非でも自分とチームのために良い結果を出したいって思ってる。
今シーズンも残りあと2レースだなんて、なんだかクレイジーな感じだ。長いシーズンだったけど、時間が過ぎるのはあっという間だね。
ブラジルGPの舞台となるのは、全長4309mと短いインテルラゴス・サーキット。変わりやすい局地的天候による荒れたレース展開が特徴のひとつ。
ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、マックス・フェルスタッペンとエステバン・オコンのクラッシュにより利を得たルイス・ハミルトンが優勝。2位にフェルスタッペン、3位にキミ・ライコネンが続く結果となった。
2019年のF1ブラジルGPは、日本時間11月15日(金)23時からのフリー走行1で幕を開ける。