RBパーメイン、角田裕毅は「もっと上位に食い込めていたはず」スプリントに向け車体修復へ
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RBのレーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは、フロアの損傷がなければ角田裕毅は土曜のスプリントに向けてもっと良いグリッドを獲得できたはずだと考えている。
角田裕毅は6月28日(金)のF1オーストリアGPスプリント予選のSQ1で、最終ラップのターン7で「限界を少し」超えてしまい、縁石に乗り上げたことでフロアにダメージを負うと、続くターン9でコントロールを失い派手にスピンを喫した。
幸いにも1ラップ目に刻んだラップタイムで次のラウンドに進んだが、フロアの損傷によりダウンフォースが失われた結果、SQ2では最終ラウンド進出にコンマ2秒及ばず14番手に終わった。僚友ダニエル・リカルドはSQ1で姿を消した。
1日を振り返ったパーメインは「今回のスプリント予選は、それぞれ異なる理由によって両方のガレージで厳しいものになった」と切り出し、角田裕毅のセッションについて次のように説明した。
「残念ながらユーキはSQ1の2ラップ目にコースアウトしてフロアを損傷してしまった。それがなければ、もっと上位に食い込めていたはずだ」
「今夜中にフロアを修理し、明日に向けてクルマを完璧に仕上げるつもりだ」
スペインGPで投入したアップグレードの検証、最適化のためにRBは、2台のマシンでセットアップを分けて初日のセッションを使ってテストを行った。
これについてパーメインは「バルセロナでの厳しい週末を経て、今朝のセッションでは幾つかの実験に取り組んだ。多くを学ぶことができて本当に良かった」と説明した。
2024年F1オーストリアGPスプリント予選でポールポジションを獲得したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手ランド・ノリスを1000分の93秒差で退けた。3番手にはオスカー・ピアストリが続き、マクラーレン勢が背後につけた。
スプリントは日本時間6月29日(土)19時から、グランプリ予選は同23時から1時間に渡ってレッドブル・リンクで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。