F1アブダビGP:ストロールの低速走行、アストンマーチンに処分…ヴェスティを妨害
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F1アブダビGPのスチュワードは11月24日の初日FP1を経て、ランス・ストロールが「不必要に低速で走行」した原因はチーム側にあるとして、アストンマーチンに5,000ユーロ(約81万8,000円)の罰金を科す裁定を下した。
ストロールは10名の若手ドライバーが参加したオープニング・セッション中、ターン15・16区間を不必要にスロー走行した。この結果、フレデリック・ヴェスティ(メルセデス)の走行を妨害した。
最終ターン16へと続く短いストレートは90度コーナーの先にある。ドライバーにとって、この場所でミラーを使って後方を確認する事はできず、全ては無線を通したチームからの警告に頼るほかない。
スチュワードによるとアストンマーチンはストロールに警告を与えたが、それはニアミスまで1秒を切ったタイミングであり「適切」とは言えないものだった。
ヴィタントニオ・リウッツィを含む4名の競技審判団は「後方視界が限られ、プレップ・ラップとプッシュ・ラップの間に高い速度差が生じる可能性があるコーナーが多数あるサーキットにおいては、チームが他車の接近を効果的にドライバーに伝えることが不可欠」であるとして、アストンマーチンに罰金を科す決定を下した。