アストンマーチンF1、コグニザントとの冠スポンサー契約を発表…新VIもお披露目
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アストンマーティンF1チームは2021年1月7日(木)、アメリカ・ニュージャージー州に本社を置く多国籍IT企業、コグニザント(Cognizant)との新たなタイトルスポンサー契約を発表した。コグニザントはITインフラストラクチャとソフトウェアソリューションをチームに提供する。
本拠地は変わらず英国シルバーストンのままだが、レーシング・ポイントF1チームとしての歴史の幕は下り、チームは2021年シーズンのF1で「アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム(Aston Martin Cognizant Formula One Team)」を名乗る。
1959年から1960年にかけてワークスとして参戦していたアストンマーティンにとっては実に60年ぶりのF1復帰となる。
更に公式WEBサイトを始めとする一連のメディアチャンネルが刷新され、マシンの新たなカラーリングとなる事が予想される”ブリティッシュグリーン”を全面に押し出した新しいヴィジュアル・アイデンティティ(VI)が公開された。
2018年に旧フォース・インディアを買収してレーシング・ポイントF1チームを設立し、昨年、自動車メーカーとしてのアストンマーティンを買収したローレンス・ストロール会長は「この新しい章をコグニザントと共にスタートできることを大変誇りに思っている。デジタル革命が続く今日の世界において、彼ら以上に適任のパートナーは考えられない」との談話を発表した。
また、チーム代表兼CEOのオトマー・サフナウアーは今回の契約について、イノベーションとテクノロジーはF1チームの要であるとして「ブランディング以上に大きな意味を持つ」との認識を示した。
新たな旅路を担うレギュラードライバーは、フェラーリから移籍してきた4度のF1ワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルと、オーナーの息子ランス・ストロールのコンビだ。ベッテルはチームの成功のためには努力を惜しまないと意気込みを語った。
チームは2017年にオーストリアの水処理技術の大手「BWT」をタイトルスポンサーに迎え入れて以降、契約の一環としてマシンを印象的なピンクで彩ってきたが、それも終わりを迎えた。