アルファロメオF1、新車「C39」がクラッシュテストに合格…計6チームが認証を取得

マリーナベイ・ストリート・サーキットを走行するアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィ、2019年F1シンガポールGPにてCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

アルファロメオ・レーシングの2020年型F1マシン「C39」が、無事にFIAクラッシュテストに合格したようだ。スイス・ヒンウィルのチームは昨年末にいち早くクラッシュテストに臨んだものの、フロント側の動的衝突テストに失敗。車体が完全に破壊されたと伝えられていた。

クラッシュテストは動的衝突テスト、静的荷重テストおよび横転テストの3つで構成されている。動的衝撃テストでは、テストシャシーに75Kgのドライバーダミーを乗せて合計780kgとし、フロント、サイド、リアの3面すべての衝撃吸収性能を検査する。

フレデリック・バスール代表は、新車C39はコンセプトが一新されたクルマになるとしており、フロントノーズ周りの設計がメルセデスAMGに似通ったものになるとみられている。ザウバー・モータースポーツ製の新シャシーが昨年、イタリア・ミラノのFIA認定クラッシュラボでのテストに失敗した背景には、このような事情があるものと推測される。

新車発表会まで概ね1ヶ月という現時点においては、レーシングポイント、フェラーリ、ウィリアムズ、ハース、アルファタウリ・ホンダ、そしてアルファロメオの計6チームがクラッシュテストを通過し、車体のホモロゲーションを獲得済みである事が明らかとなっている。

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