アレックス・アルボン「僕はフェラーリのハードコアファン」F1ドライバーを志したきっかけを語る
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トロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンは、フェラーリの熱狂的なファンであり、ミハエル・シューマッハを見てF1ドライバーになる事を志したそうだ。アルボンは1996年生まれの23歳。ジャン・トッド=シューマッハ体制のフェラーリが、黄金時代を築いた2000年台前半にキャリアをスタートさせた。
1000回目の記念的グランプリとなる2019年第3戦中国GPの木曜会見に出席したアレックス・アルボンは、F1ドライバーを目指そうと思ったきっかけについて質問され、次のように答えた。
「僕のヒーローはミハエル・シューマッハだった。ずっと尊敬していた。実際僕はフェラーリの狂信的なファンだったんだ」
「多分6歳の時だったと思うけど、シルバーストンに行ったんだ。その時に(クイズか何かで)優勝するのは誰か、トップ3でフィニッシュするのはどのマシンかを予想する事になって、ミハエルとルーベンス(バリチェロ)と(ファン・パブロ)モントーヤの名前を書いたんだ」
話の内容から推測するに、アルボンが観戦したのは2002年のイギリスGPだ。レースはウェットコンディションとなり、佐藤琢磨を含む9台がリタイヤという荒れた展開の中、予選3番手のフェラーリ、ミハエル・シューマッハがチームメイトのバリチェロに14秒差をつけてトップチェッカーを受け、3位表彰台にウィリアムズBMWのモントーヤが続いた。
2002年のF1イギリスGPの表彰台に上がったミハエル・シューマッハとルーベンス・バリチェロとファン・パブロ・モントーヤ
「そしたら、どういうわけか当たっちゃってね。確かバリチェロが3位だったような気がするんだけど、正解したのが僕だけだったんだ。そのご褒美としてフェラーリのホスピタリティに呼ばれて、そこでミハエルとルーベンスにあったんだ。ビビって動けなくなっちゃったよ。それからというもの、僕はずっとフェラーリのハードコアなファンなんだ」