印象的な走りを見せた3名の若手、アプグレ投入のアルファタウリはWトップ10発進 / F1アブダビGP《FP1》結果とダイジェスト

ヤス・マリーナ・サーキットでアストンマーチンAMR23をドライブするフェリペ・ドルゴヴィッチ、2023年11月24日(金) F1アブダビGP FP1Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

2023年シーズンの最終第23戦、F1世界選手権アブダビGPが11月24日に開幕を迎え、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分26秒072を記録して金曜1回目のフリー走行でトップに立った。角田裕毅(アルファタウリ)は10番手という結果だった。

アルファタウリを除く全9チームが若手起用義務を消化すべく若手ドライバーに走行機会を与えた事で、フィールドのキッカリ半分は参戦2戦以下のドライバーで占められた。

ラッセルに0.288秒差の2番手につけたのは、そんな若手のフェリペ・ドルゴヴィッチだった。フェルナンド・アロンソの代わりにアストンマーチンAMR23をドライブした2022年のF2王者は、レギュラードライバーのランス・ストロールより0.271秒速いラップを刻んだ。

フェラーリのロバート・シュワルツマンも印象的で、カルロス・サインツに0.027秒差で食らいつく8番手を記録した。ターン3を通過する際に酷いオーバーステアに見舞われるも、クルマを上手くコントロールして立て直す場面もあった。

ハースVF-23をドライブしたフェラーリ育成ドライバーのオリバー・ベアマンはタイムシートの最下位に沈んだが、それでも僚友ケビン・マグヌッセンに0.107秒差という注目に値する走りを見せた。

Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

ヤス・マリーナ・サーキットを周回するオリバー・ベアマン(ハース)、2023年11月24日(金) F1アブダビGP FP1

アルファタウリはフェンス、ボディ、エッジに大幅な変更を加えた新型フロアを投入。ダニエル・リカルドがラッセルに0.361秒差の3番手をマークした。角田裕毅はチームメイトから0.292秒遅れの10番手でクルマを降りた。

レッドブルは新人ジェイク・デニスとアイザック・ハジャーを起用した。英国ミルトンキーンズのチームでかつてシミュレータードライバーを務めた現役フォーミュラEチャンピオンのデニスが、ハジャーをコンマ2秒上回る16番手を記録した。

ヤス・マリーナ・サーキットは晴天に恵まれ、日本時間18時30分からのオープニングセッションは気温28℃、路面温度41℃のドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリは最も柔らかいレンジのC3からC5までの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。

アブダビGPはトワイライトレースとなるため、日中に行われるFP1とFP3の重要度は低く、またオープニング・セッションは多くの若手が走行した事もあり、通常以上に燃料搭載量やプログラムもバラバラで、タイムシートから得られるものは殆どない。

新人が他車を妨害するのはまだ理解できるが、この日はレギュラードライバーが若手の走行を妨害するシーンが目立った。

ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)は最終コーナーを前にローガン・サージェント(ウィリアムズ)と遭遇。接触を避けるために回避行動を強いられ「危うく人生最大の事故に遭うところだった!」と不満をあらわにした。セッション後に調査が行われる。

ハジャーはバックストレートの終端ターン6で、レーシングラインに留まりスロー走行していたストロールにあわや接触しかける場面があった。ストロールはフレデリック・ヴェスティ(メルセデス)とのターン16での一件に関してもインシデントが記録された。

2回目のフリー走行は日本時間11月24日(金)22時から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2023年F1第23戦アブダビGPフリー走行1(FP1)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:26.072 25
2 34 フェリペ・ドルゴヴィッチ アストンマーチン・メルセデス 1:26.360 +0.288 25
3 3 ダニエル・リカルド アルファタウリ・ホンダRBPT 1:26.433 +0.361 25
4 77 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 1:26.453 +0.381 20
5 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:26.631 +0.559 20
6 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 1:26.665 +0.593 24
7 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:26.676 +0.604 23
8 39 ロバート・シュワルツマン フェラーリ 1:26.703 +0.631 24
9 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 1:26.720 +0.648 25
10 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダRBPT 1:26.725 +0.653 26
11 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ・メルセデス 1:26.742 +0.670 26
12 42 フレデリック・ベスティ メルセデス 1:26.815 +0.743 26
13 61 ジャック・ドゥーハン アルピーヌ・ルノー 1:26.865 +0.793 22
14 98 テオ・プルシェール アルファロメオ・フェラーリ 1:27.093 +1.021 20
15 29 パトリシオ・オワード マクラーレン・メルセデス 1:27.114 +1.042 22
16 36 ジェイク・デニス レッドブル・ホンダRBPT 1:27.208 +1.136 24
17 37 アイザック・ハジャー レッドブル・ホンダRBPT 1:27.244 +1.172 20
18 45 ザック・オサリバン ウィリアムズ・メルセデス 1:27.460 +1.388 27
19 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:27.462 +1.390 25
20 50 オリバー・ベアマン ハース・フェラーリ 1:27.569 +1.497 23

コンディション

天気晴れ
気温28℃
路面温度41℃

セッション概要

グランプリ名 F1アブダビGP
セッション種別 フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称 ヤス・マリーナ・サーキット
設立 2009年
全長 5281m
コーナー数 21
周回方向 反時計回り

F1アブダビGP特集

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