シャルル・ルクレール、チーム牽引する活躍「フェラーリ初年度は想像以上の出来」F1アブダビGP《決勝》
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スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1第21戦アブダビGP決勝を3位でフィニッシュ。燃料搭載量に絡む申告額の問題により、リザルト剥奪の可能性も指摘されていたが、一件はチームへの罰金という形で収まり、ルクレールはシーズンを表彰台で締め括った。
レッドブル・ホンダがドライバー人事に問題を抱えていた事が一因とは言えるが、フェラーリはコンストラクターズ2位を獲得。ルクレールはポールポジション7回、スパとモンツァでの2回の優勝を挙げて、ドライバーズチャンピオンシップで先輩セバスチャン・ベッテルを上回る4位に輝き、選手権ポイントという観点に限って言えば、明らかにチームを牽引する活躍をみせた。
マッティア・ビノット代表は以前、ドライバーズタイトルでの順位の重要性は「最も低い」として、ルクレールとベッテルのどちらが上になろうとも、来年の待遇には影響を及ぼさないと語っていたが、果たして。
フェラーリ初年度は想像以上の出来
シャルル・ルクレール決勝: 3位, グリッド: 3番手
フェラーリでの1年目に、まさかポールポジションを獲得したり優勝できるだなんて全く想像してなかったよ。ドライバーとしてはその点に満足してる。ただしその一方で、いつだって更なる高みを目指して努力すべきだし、実際、あらゆる箇所に改善の余地がある。色んな事を学んだし、全体としてはポジティブなシーズンになったと思う。チームのサポートとハードワークに感謝してる。
今日は楽なレースじゃなかった。残念ながら上手くいかなかったけど、ドライバーズチャンピオンシップ3位を奪還するためにベストを尽くした。なにしろ(ライバルであるフェルスタッペンより後方の)3番グリッドからのスタートだったからね。
今年の僕らは予選ですごく強かったけど、ロングランのパフォーマンスに関しては改善の余地があるし、この冬は時間をかけてレースペースの改善に取り組む必要がある。いずれにしても、今日は表彰台でシーズンを締め括れて良かった。この後はしばらくオフだけど、ほんの数日も経てばレースの事で頭がいっぱいになるのは目に見えてる。今からメルボルンが楽しみだよ。
2019年のF1第21戦アブダビGPでは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算50回目のポール・トゥ・ウインを達成。2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に対して17秒という途方も無い差を付けて表彰台の頂点に立った。