アルファタウリ・ホンダ:TOP10圏外も5番手まではコンマ15秒の接戦「戦える自信あり」とガスリー

メディアインタビューに応えるアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアト、2020年F1アブダビGP フリー走行2を終えてcopyright Red Bull Content Pool

アルファタウリ・ホンダは、12月11日(金)に行われた2020年F1第17戦アブダビGP初日2回目のプラクティスでダニール・クビアトが11番手、ピエール・ガスリーが13番手と、共にトップ10圏外でマシンを降りる事となった。

FP1を終えてマシンに比較的大規模な変更を施したアルファタウリ・ホンダ勢は、まずは2台に2021年仕様のプロトタイプタイヤを履かせて走行し、その後はハードタイヤを経てソフトを装着。2台共に30周を超える充実のマイレージを稼いだ。

オープニング・セッションで共にトップ10圏内に付けていた事を踏まえれば、午後に向けてライバルに先行を許した形だが、クビアトから5番手ランド・ノリス(マクラーレン)までは僅か0.158秒の僅差で、2日目に向けてのチャンスは十分にあると言える。

チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、ソフトでのショートランに課題があったと説明。アウトラップでのタイヤの温め方を改善する必要があるとして、データを解析して明日に備えると語った。ヤス・マリーナ・サーキットでは、90度コーナーが連続するセクター3までタイヤを保たせる事がラップタイム向上の1つの鍵となる。

順位 ドライバー チーム タイム
10 ランス・ストロール レーシングポイント 1:37.560 +1.284 28
11 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 1:37.596 +1.320 31
12 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 1:37.616 +1.340 30
13 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:37.900 +1.624 31
14 キミ・ライコネン アルファロメオ 1:38.068 +1.792 28

AlphaTauri:F1アブダビGP初日を終えて

ピエール・ガスリーFP2: 13位, FP1: 9位

今日は0.15秒の中に6・7台がひしめく状況だったから、今週末はもの凄い接戦になりそうな気がしている。中団のバトルはかなり激しいから、予選もレースもすごいエキサイティングな展開になるんじゃないかな。

全体的にクルマは本当に満足できる状態になっているし、セッション終盤にオプションタイヤで刻んでいたペースには勇気付けられた。おかげで明日に向けて混戦に絡める自信が持てた。

まだいくつか課題が残っている。あとコンマ数秒を見つけて中団グループの前に出られるように、今夜も仕事に取り組むつもりだ。

ダニール・クビアトFP2: 11位, FP1: 8位

今日は十分に走り込む事で、ある程度クルマへの理解を深める事が出来たと思う。ただし、全てに満足できているわけじゃないから、今夜は明日の改善に向けて何ができるかを確認してみるつもりだ。

例年通り、FP2は予選や決勝レースと同じ時間帯に行われ、FP1は日中の開催だったから、コンディションは大きく異なっていた。

明日を完璧にこなすためにも、今夜の作業を通して後コンマ数秒を見つけられればと思ってる。


初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。2番手に付けた僚友ルイス・ハミルトンを0.203秒差で退けた。3番手には0.77秒遅れでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。

F1アブダビグランプリ3回目のフリー走行は日本時間12月12日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで開催される。

F1アブダビGP特集

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