2020年インディ500、新型コロナの影響で8月に延期…改訂版カレンダー

3位でチェッカーフラッグを受けたレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨、2019年インディ500決勝copyright Indycar

NTTインディカー・シリーズとインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)は3月26日(木)、新型コロナウイルス感染症の大流行を受け、5月24日(日)に予定されていた第104回インディアナポリス500マイルレースを8月23日(日)に延期すると発表した。

インディカーとIMSを所有するロジャー・ペンスキーは延期の理由について「インディ500の開催日程を変更しなければならなくなった事に失望しているが、イベント参加者と観客の健康および安全は最優先事項であり、現在直面している条件や制限を考えると、イベントを延期することは責任ある決断だと考えている」と説明した。

8月改定後のインディ500は8月12日(水)及び13日(木)のプラクティスセッションから始まり、8月14日(金)にはファストフライデーが、8月15日(土)と16日(日)に公式予選が行われる。予選の各日はNBCでテレビ中継される。

スターティンググリッドが決定した翌週は、8月20日(木)のピットストップ練習会を皮切りに、インディライツの練習走行と予選が行われる。8月22日(土)にはレジェンド・デイの一環として、ドライバーミーティングとサイン会が行われる。

インディ500の前哨戦としてIMSのロードコースで開催される予定であったインディGPは7月4日(土)に延期され、NASCAR Xfinityシリーズとの併催で開催される。

今回のスケジュール変更によって、8月16日と8月22日に予定されていた各レースは再スケジュールされ、ミッドオハイオでのホンダ・インディ200は8月9日に、ゲートウェイでのボマリート・オートモーティブ・グループ500は8月30日に変更された。

IMSとインディカーは、地元当局や州及び連邦政府の保健当局担当者と密接に連携しながら安全性を向上させていきたいとしており、ハウスキーピングスタッフを増員することで清掃と消毒の頻度を高めると共に、従業員に対して適切な手洗い方法を含むCDC予防ガイダンスのレクチャーを行う等の対策を講じていく方針を示した。

2020年インディカー・シリーズ開催カレンダー(改定後)

ラウンド 日程 開催地 種別
第1戦 5月30日 デトロイト-レース1 市街地
第2戦 5月31日 デトロイト-レース2 市街地
第3戦 6月6日 テキサス オーバル
第4戦 6月21日 ロード・アメリカ ロード
第5戦 6月27日 リッチモンド オーバル
第6戦 7月4日 インディアナポリス ロード
第7戦 7月12日 トロント 市街地
第8戦 7月18日 アイオワ オーバル
第9戦 8月9日 ミッド・オハイオ ロード
第10戦 8月23日 インディ500 オーバル
第11戦 8月30日 ゲートウェイ オーバル
第12戦 9月13日 ポートランド ロード
第13戦 9月20日 ラグナセカ ロード
TBA TBA セント・ピーターズバーグ 市街地

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