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オレンジボールフラッグ
オレンジボールフラッグとは、黒字にオレンジ色の円形が描かれた信号旗の事で、何らかのメカニカルトラブル(主にオイルや燃料漏れ)を抱えるマシンに対してピットインを指示する。海外では「オレンジディスク」「オレンジサークル」一部では「ミートボール」とも呼ばれている。
旗が振られる際にはオレンジボールフラッグと共に当該車両のカーナンバーが提示される。この旗が出されたクルマは次の周回でピットに戻って問題箇所を修復しなければならない。ピットでの修復作業によって主任検査官の承認が得られれば、決勝レースに復帰できる。
耐久レースやフォーミュラEなどでは比較的よく見るが、F1では目にするチャンスはほとんどない。なお、北米のレースではFIAルールとは若干異なるフラッグルールが敷かれている為、NASCARやインディカーなどではこの旗は使用されない。
国際自動車連盟(FIA)管轄下のレースにおいてはサイズと色指定が厳格化されており、60cm✕80cm以上の旗にパントンBlackCとパントン151Cで着色する事が義務付けられている。オレンジ色の円は直径40cmに定められている。