態度一変 噂に終止符…ウィリアムズF1、ジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィの2021年続投を確認

自転車に乗ってイモラ・サーキットを走るウィリアムズ・レーシングのジョージ・ラッセル、2020年F1エミリア・ロマーニャGPcopyright Williams

ウィリアムズ・レーシングの代表代行を務めるサイモン・ロバーツは2020年10月30日(金)、ジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィの2021年続投を追認し、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)によってラッセルが今季末限りで放出されるのではとの噂に終止符を打った。

ロバーツは前戦ポルトガルGPの週末に、頑なに来季ドライバーラインナップの確約を拒否し、ラッセルがシート喪失の危機に立たされているとの憶測に”全力”で油を注いでいた

英国グローブのチームは今年7月に両ドライバーとの契約更新を発表しているが、当時チームを率いていたクレア・ウィリアムズは既に退任し、チームの所有権は米国の投資会社ドリルトン・キャピタル・マネジメントLLCに引き継がれ、体制は大きく変化した。

しかしながら、疑念が深まったアルガルベでの週末から1週間が経つと、ロバーツは態度を一変させて「先週の混乱」について謝罪し、クレア・ウィリアムズ元副代表統治下で発表されたように、ラッセルとラティフィのラインナップ継続を明言した。ただし、ペレスを巡る噂については言及を避けた。

ロバーツは先週末の自身の発言について、誤解を招いたとの考えを示しているが、この1週間の間にラッセルのシートを狙う者が手を引いたと見る方が合点がいく。

レッドブル・ホンダはアレックス・アルボンがイモラでの週末までに首脳陣を納得させられる成績を収められない場合、ペレスあるいはニコ・ヒュルケンベルグが来季マックス・フェルスタッペンのチームメイト候補となる事を認めている。

後がないアルボンはポルトガルGPで予選6番手とまずまずの位置に付けたが、決勝では同じRB16を駆るチームメイトのフェルスタッペンに周回遅れにされ、スタートポジションから大きく後退する12位で週末を終えた。

F1エミリア・ロマーニャGP特集

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