セバスチャン・ベッテル、アストンマーチンF1移籍で大幅減俸か…年俸1,500万ユーロとの報道

フェラーリ125のカラーを再現したワインレッドカラーのレーシングスーツを着るスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル、2020年F1トスカーナGPにてcopyright Ferrari S.p.A.

F1トスカーナGPの週末、レーシングポイントは今季限りでのセルジオ・ペレスの放出を決定し、4度のF1ワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルとの複数年契約の締結を発表した。具体的な契約年数や年俸は伏せられてるものの、どうやらその一部が漏れたようだ。

レーシングポイントのオトマー・サフナウアー代表は「4度のタイトルと50勝以上を誇る経験」によって「コンストラクターズ3位あるいは4位」を継続的に目指せるチーム作りを目指すとしており、契約へのサインが移籍発表前日の9月9日(水)に行われた事を明かしたが、契約の詳細については説明していない。

だが、ベッテルの母国ドイツでは具体的な給与金額が報じられている。Bildが伝えたところによると、2021年にアストンマーチンF1チームへと改称する英国シルバーストン本拠のチームへの移籍を決めたベッテルの年俸は、基本給約1,500万ユーロ(約18億8,500万円)だという。

ベッテルは現在、スクーデリア・フェラーリから年間4,500万ユーロ(約56億5,680万円)程度の収入を得ていると見られており、報道内容が正しければ6割減という事になる。いずれにしても、チームの財政規模を考えれば減俸である事は疑いないと思われる。

確かにストロールは徐々に実力をつけつつあるが、経験と実績のいずれを取っても、ペレスとベッテルのドライバーラインナップの方が理想的と言える。レーシングポイントは何故、ストロールではなくペレスを放出したのだろうか?

ザフナウアー代表は「数年間を我々と共にしているランス(ストロール)はまだ若く、このチームは彼の父親が所有している。セブ(ベッテル)が利用可能になった事でドライバー変更を検討するに至ったが、その対象は常にチェコだった。彼の契約にはランスのそれにはない解除条項があったのだ」と説明。ストロールの放出は一度たりとも俎上に載らなかった事を明かした。

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