スティーブンソンのレッドブルF1離脱、”友人”のザウバーでの新たな挑戦を語るフェルスタッペン
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キャリアの大半を過ごしたレッドブル・レーシングに別れを告げ、新天地での挑戦をスタートさせた元チーフメカニックのリー・スティーブンソンの決断をマックス・フェルスタッペンは支持した。
18年に渡ってレッドブルでキャリアを歩んできたスティーブンソンは第4戦F1日本GPを前にチームを離れ、「ピットレーンの反対側のチーム」であるザウバーに移籍した。
ジョーダンから創設間もないレッドブルに加わったのは2006年の事だった。2014年以降はナンバー1メカニックを務め、2020年末までフェルスタッペンのクルマを担当。2021年以降はサポートチームのチーフメカニックを務め、昨年からはレースチームのチーフメカニックの役割を担っていた。
縁の下の力持ちとも呼ぶべきチーフメカニックの離脱についてフェルスタッペンは、人生においては時に、慣れ親しんだ環境から一歩踏み出し、不安やリスクを伴う新しい経験や挑戦に挑むものであるとして、スティーブンソンの決断への理解を示した。
スティーブンソンについてフェルスタッペンは「僕がレッドブルからフル参戦した2016年から、リロイとは本当に良い関係を築いてきた」と語る。
「僕が間違っていなければ、2020年末まで僕のナンバー1メカニックをやっていたよね!? あれから暫く経った」
「その後、彼は別の役割を担当する事になった。最初はファクトリー寄りの仕事だったと思う。その後はトラックサイドに戻ってチーフメカニックとしての仕事を分担するようになった」
「そしてザウバーで素晴らしいチャンスを得た。一緒に素晴らしい瞬間をたくさん過ごしてきた間柄だし、今も良い友人だ。新しい挑戦に踏み出した彼を責めるつもりはない」
「人生には、チャンスを得て慣れ親しんだ場所を離れて新しい事に挑戦することもある。もし上手くいかなければいつだって戻ってこれるでしょ? だから何も問題ない」