フェルスタッペン、前日から「兆候」豪GPでのRB20のブレーキトラブル…日本GPでの再発懸念は?
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自身をリタイヤに追い込んだF1第3戦オーストラリアGPでのブレーキトラブルについてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、決勝前日からクルマに何らかの問題がある可能性を把握していたと明かした。
フェルスタッペンは開幕3戦連続のポール・トゥ・ウインを目指してグリッドに着いたものの、スタートと同時に右リアブレーキに問題が発生。摩擦により次第に発火・爆発し、4周目を終えることなくクルマをガレージに入れた。
フェルスタッペンの43戦連続完走記録に終止符を打ったトラブルの原因について、ブレーキ製造元のブレンボは同社側にないとしている。
鈴鹿でのF1第4戦日本GPの開幕に先立ち、トラブルの詳細について問われたフェルスタッペンは「土曜の段階で既に、幾つかの兆候があったように思う」と説明した。
「もちろん今にして思えばブレーキ・キャリパーに依るものだったと言えるけど、あの時は何が問題なのかを特定できなかった」
「リタイヤするのはいつだって嫌なことだけど、クルマの仕様や何かに欠陥がある場合はもっと嫌なものだよ」
「だから、二度と起こらないようにそこから学んで前に進む必要がある」
鈴鹿でも同様の問題に見舞われる可能性を懸念しているか?と問われると、フェルスタッペンは「いや、いや、そんな事はないよ」と返した。
奇しくも昨年5月のマイアミGP以降、フェルスタッペンが優勝を逃したのはいずれも日本GPの前ラウンドだった。
昨年のシンガポールGPでは突如、クルマの競争力不足に見舞われ、史上最多個人11連勝という記録を達成することができなかった。