順風満帆のフェルスタッペンに暗雲、第3戦を前にエンジン一基喪失の可能性が浮上
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単純計算で1基あたり6戦を消化しなければならないにも関わらず、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は第3戦オーストラリアGPの決勝レースを前に、早くもパワーユニット(PU)1基を失った可能性があるようだ。
フェルスタッペンはアルバート・パーク・サーキットでの初日を前に今季2基目のエキゾーストを開封。2日目に先立っては新品のICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H/K、そして再び新しいエキゾーストを搭載した。
オープニングセッションでフェルスタッペンは、ターン10で飛び出し、縁石に乗り上げた事でフロアを中心に車体にダメージを負い、その影響でFP2の前半20分強をガレージ内で過ごす事になった。
この一件と同じ事故によるものかどうかは定かでないが、独「AMuS」によると、1回目のフリー走行で発生した縁石との衝突により、PUが損傷した可能性が浮上したという。
蘭「De Telegraaf」は、2日目を前にPU一式を交換したのは予防措置だと伝えた。
検査を経て再利用可能と判断されれば何も問題はないが、独「AMuS」は、ホンダのエンジニアはあまり楽観的な見通しを持っていないようだと伝えている。
フェルスタッペンにとっては大きな懸念材料だが、スポーツ全体として見れば、この位のハンデは…という意見もある事だろう。
3月24日のオーストラリアGPでフェルスタッペンは、開幕3戦連続のポール・トゥ・ウインを目指す事になる。