予算超過罰則はレッドブルのやる気を更に駆り立てる、とフェルスタッペン
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レッドブルに科された風洞及びCFDの開発テスト制限と700万ドルの罰金についてマックス・フェルスタッペンは、2023年シーズンに向けてチームを駆り立てていく「更なるモチベーション」になると主張した。
クリスチャン・ホーナー代表は「意図的なものではなく、不誠実な事も一切なく、一部が主張しているのような不正行為がなかった事も事実だ」と述べ無実潔白を主張しながらも、違反是認(ABA)を締結してペナルティを受ける道を選んだ。
一件についてフェルスタッペンはF1サンパウロGPを前に「チームの皆はこれを更なるモチベーションにして、より良い結果を出そうと取り組んでいくはずだ」と語った。
「もちろん、(今回の件に限らず)彼らはいつだってベストを尽くしているけどね」
「僕らには本当に高い競争力を誇るクルマがあるし、来年のマシン開発に役立つような素晴らしいアイデアもたくさんある」
2022年のコンストラクターズ選手権を勝ち取ったレッドブルは、本来であればランキング7位のチームに対して30%減の風洞・CFD稼働が許可されるが、財務規定違反によってこれが38%にまで削減される。
来季の直接的なライバルとなる事が予想されるフェラーリとメルセデスはランキング2位・3位のいずれかに収まるが、制限値は各々25%減、20%減と、レッドブルよりも遥かに多くエアロ開発が許可される。
テスト制限についてホーナーは「極めて厳しい」との認識を示し、「ラップタイムに換算すると0.25秒から0.5秒に相当する」としているが、フェルスタッペンは「影響はあるだろうけど、程度についてはまだ分からない」と語った。
前人未到のシーズン15勝目を懸けた今週末のインテルラゴスでの勝利の可能性についてフェルスタッペンは「もちろんチャンスはあると思ってる。クルマには速さがあるし、このコースは通常、僕らにとって相性が良いから楽しみにしてる。当然、優勝を目指していくつもりだ」と付け加えた。