フェルスタッペン、前回3位のCOTA「優勝を懸けて戦えるという点で昨年までとは違う」
Published:
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催される2021年FIA-F1世界選手権第17戦アメリカGPに先立って抱負を語った。
2019年の前回大会では、フロントウィングの左翼端板を破損しタイヤに苦しむ厳しいレースを強いられながらも、グリッドポジションキープの3位表彰台に上がった。競争力が飛躍的に向上した今、狙うは当然優勝だ。
フェルスタッペンは6戦を残した現在、トータル262.5ポイントを稼いでルイス・ハミルトン(メルセデス)に6点差のドライバーズランキング首位に立っている。
マックス・フェルスタッペンアメリカGPに向けて
前回3位を獲得したオースティンに戻ってきました
アメリカに戻ってこれて嬉しいよ。僕らはここで毎年競争力を発揮して何度か良い結果に手が届きそうなところまで迫ってきたしね。今回はそれを勝利に結び付けたいと思ってる。
今の僕らはコースを問わず、最低でも表彰台、そして勝利を目指して戦う事ができているから、その点では過去の数シーズンとは違う状況にある。
僕らはベストを尽くして毎回レースに勝つ事を目指しているし、それはオースティンでも変わらない。今週末も接戦になると思うけど楽しみにしてる。
Wポディウムを獲得するなどトルコGPはチームにとって好調な結果となりました。今週末に向けて勢いのあるチームはどこだと思いますか?
僕は勢いなんてものを信じちゃいない。常にあらゆる面を上手くこなしてパフォーマンスを最適化し、できる限り準備を整える必要がある。これ以上何もできない位にね。
確かに僕らのマシンにはかなりの競争力があるけど、相対しているのはメルセデスであって、各週末がどうなるかは何時だって本当に未知数なんだ。
今週末は彼らと張り合ってチャンピオンシップのリードを維持できる事を願ってる。
毎週、克服しなきゃならない新たな課題が出てくるものだけど、それは今回も変わらないはずだ。レースでは何が起きても不思議はないから、僕らとしては他の誰でもない自分自身に集中して週末に取り組む。
何がCOTAを素晴らしいサーキット足らしめているのでしょうか?
コースレイアウトは本当に最高だし、湿地帯の上に建造されたために路面はバンピーで、それがレースをよりエキサイティングなものにしているんだと思う。
第1セクターは高速コーナーが多く、特に燃料を軽くして走る予選は本当に楽しいし、第2セクターと第3セクターの序盤は色々なラインを取る事ができるから、大抵レースはアクションが満載でオーバーテイクも多く見られる。
それに単にコースが晴らしいってだけじゃなく、常に雰囲気が最高で素晴らしい観客が来てくれている事がCOTAを特別なものにしているんだと思う。
アメリカGPの戦いの舞台となるのはイスタンブール・パークと並び、ヘルマン・ティルケ最高傑作の一つと称される1周5516m、全20コーナーを持つサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)だ。
2019年の前回大会ではバルテリ・ボッタス(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、予選5番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンが2位フィニッシュを果たして6度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。3位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)という結果だった。
F1アメリカGPは、日本時間10月23日(土)1時30分からのフリー走行1で幕を開ける。