ピエール・ガスリー、手負いのマシンで奮闘「フロアが損傷、全くグリップがない状況だった」

エンジニアと話をするトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、F1アメリカGP 2018年10月21日copyright Red Bull Content Pool

21日(日)に行われたF1第18戦アメリカGP決勝を終えて、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがレースと週末を振り返った。ガスリーはスーパーソフト、ソフト、ウルトラソフトと繋ぐ2回のピットストップを行い14位でフィニッシュ。他者の失格処分によって最終12位でレースを終えた。

パワーユニット交換に伴うグリッド降格を受けて、ガスリーは後方19番グリッドからレースをスタート。オープニングラップではフェルナンド・アロンソ(Mclaren)とランス・ストロール(Williams)が交錯するインシデントが発生。飛び散ったパーツによってガスリーのマシン底部は損傷を負ってしまった。

フロアが損傷、全くグリップがない状況だった

ピエール・ガスリー決勝: 12位, グリッド: 19番手

長く険しいレースだったよ。19番グリッドからのスタートだから、難しいレースになるのは分かっていた事だけどね。混乱があったオープニングラップでデブリが飛散して、フロアが少しダメージを負っちゃったんだ。コックピットの中から出来る限りの事をしようと頑張ったけど、グリップが大量に失われしまって大変だった。2ストップ戦略にしたけど、やれることは限られていた。

予選での1ラップのペースが凄く良かったのは収穫だね。今回はちゃんと戦えなくて残念だけど、次のメキシコでも同じ様なペースがあることを期待してる。また予選を上手くやって、最高の結果を持ち帰れるように頑張るよ。


56周で争われた決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたフェラーリのキミ・ライコネンが113レースぶりに優勝。2位はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。3位表彰台にはメルセデスのルイス・ハミルトンが滑り込んだ。

セバスチャン・ベッテルが4位に入った事で、ドライバーズタイトルは日本時間29日早朝に開催される次戦F1メキシコGPに持ち越しとなった。

F1アメリカGP特集

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