アルボン、6冠決めたハミルトンを抑えDRIVER OF THE DAY「接触の件は不満」F1アメリカGP《決勝》
Published:
レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたF1第19戦アメリカGP決勝を5位でフィニッシュ。6度目のワールドチャンピオンを決めたルイス・ハミルトンや、優勝したバルテリ・ボッタスを抑えて、ドライバー・オブ・ザ・デイ(Driver of the Day)を獲得した。
5番グリッドのアルボンは、1周目の1コーナーでシャルル・ルクレール(Ferrari)とカルロス・サインツ(McLaren)の間に挟まれる格好となり接触。フロントウイングの交換のために、予定外のピットストップを強いられた。
思わぬピットストップでミディアムタイヤに変更したアルボンは、22周目に再びピットインを実施。同じミディアムコンパウンドに履き替えた後、怒涛のオーバーテイクを重ねて5番手まで順位を上げた。世界中のファンは、アルボンに最優秀賞を授けた。得票率は17%だった。
- アレックス・アルボン – 17%
- ルイス・ハミルトン – 16.2%
- バルテリ・ボッタス – 14.9%
- マックス・フェルスタッペン – 13.9%
- ダニエル・リカルド – 10.1%
© Getty Images / Red Bull Content Pool、レース1周目に発生したアレックス・アルボンとカルロス・サインツの接触の様子
接触がなければ4位争いをしていたはず
アレックス・アルボン決勝: 5位, グリッド: 5番手
でき得る限りの走りで5位を掴む事ができ、僕にとってのアメリカでの初グランプリを楽しむ事ができた。スタートが良かっただけに、ターン1での接触には少しイラッとするけどね。
後で映像を確認してみる必要があるけど、両側を挟まれて3台揃ってコーナーに進入するような状況だったから、当然行き場はないし難しい状況だった。レース中の出来事だから誰の責任でもないと思うけど、結果として縁石に乗り上げてフロアとフロントウイングにダメージを負ってしまったんだ。
おかげでピットインしなきゃならず、かなりタイムを失ってしまい、その時点で僕のレースは完全に台無しになってしまった。あれがなければルクレールと4位争いができていたはずさ。
後方から巻き返しを目指す形になったから、普通のレースではなかったけど、最後尾からオーバーテイクしながら上位に戻るのは楽しかった。フロアのダメージと、セーフティカーが出なかった事を考慮すれば、上手くミッドフィールドを交わして巻き返せたと思う。
2019年F1第19戦アメリカグランプリ決勝レースでは、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウインを果たしたが、圧倒的なポイント差でランキングをリードするルイス・ハミルトンが2位でフィニッシュし、自身6度目のワールドチャンピオンを獲得した。3位表彰台にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。