ホンダF1、予選Q1でBリーグ最高位の7番手「勇気づけられる結果」と田辺TD
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テキサス州現地20日土曜に行われたF1第18戦アメリカGP予選セッションを終えて、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが一日を振り返り、決勝に向けての豊富を語った。
エンジン及びギアボックス交換によって最後尾スタートが確定しているトロロッソ・ホンダの2台は、決勝出場要件である107%ルールを満たしさえすれば良い状況。3回のフリー走行では予選用セットアップには目もくれず、決勝を見据えてのロングランに時間を割いた。
ガスリーはQ1での1回目のアタックラップの際にターン19でオーバーラン。FIA側からの警告通りタイム抹消となるも、3回目のランで1分34秒850を記録。ベスト・オブ・ザ・レスト、いわゆる”Bリーグ”最高位となる7番手を獲得し、スペック3改エンジンと改良型シャシーのポテンシャルの高さを見せつけた。
セッション最終盤、続々とタイムシートが入れ替わる中、セクター1でターゲットから0.3秒出遅れたブレンドン・ハートレーであったが、その後に続く2つの区間で挽回。1分35秒206を記録してマクラーレンのフェルナンド・アロンソを蹴落とし、15番手でQ2進出を決めた。
タイムを出しさえすれば良いトロロッソ・ホンダにとってはQ2でのタイム計測は無意味。コース上に出ていきマシンの確認などを実施したのみでガレージへと戻り、ピエール・ガスリーが13番手、ブレンドン・ハートレーが14番手でマシンを降りた。
予選Q1のペースには勇気づけられた
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今日のFP3では、通常の土曜よりもロングランでの走行を長めに行い、決勝にフォーカスしてセットアップを進めました。限られた時間の中とは言え良い形でセッティングを進められました。
予選に関してはピエールがQ1で非常に良いペースを刻み、心から勇気づけられる結果を残す事が出来ました。明日は後方からのスタートとなりますが、できる限りプッシュして米国のファンの前で良いレースを見せられればと思っています。
ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。3番手はキミ・ライコネンという結果となった。ベッテルは赤旗減速違反のために3グリッド降格の5番グリッドからの巻き返しを狙う。
2018年F1第18戦アメリカグランプリ決勝レースは、日本時間10月22日(月)3時10分から行われ、1周5516m、反時計回りのサーキット・オブ・ジ・アメリカズを56周する事で勝敗を決する。